三芳菊の日本酒|ネコと和解せよ、残骸(おりMAX)、白ぶどうなど

三芳菊の日本酒「ネコと和解せよ」のラベル
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本記事では、徳島県三好市池田町サラダの「三芳菊酒造」で醸造されている日本酒「ネコと和解せよ」や「残骸」などを飲んだ感想を紹介(レビュー)しています。

住所の「サラダ」が気になって調べましたが、実在する住所のようです
メニューのように見えますね

目次

「三芳菊酒造」について

三芳菊「残骸3」(zangai)のラベル

「三芳菊酒造」に関する基本的な情報

項目情報
蔵名三芳菊酒造株式会社
所在地徳島県三好市池田町サラダ
創業年(西暦)1,903年
創業年(和暦)明治36年
主要な銘柄残骸、ネコと和解せよ

「三芳菊」は「みよしきく」と読みます
「ぎく」ではありません

等外米について

「三芳菊」の日本酒は「等外米」を使用していますので、等外米について整理しました

酒造好適米はその品質によって、等級(特上~規格外の6段階)が付けられます。「等外米」とされる酒造好適米は、どれにも当てはまらない規格外品で、低価格で生産することができるかなり攻めた日本酒です。

醸造用玄米の規格は次の通りです。なお、表は農林水産省のwebサイト「農産物規格規程」より引用し、スマホでも表示しやすいよう一部の情報を削除しています。

項目

等級
最低限度最高限度
整粒
(%)
水分
(%)

(%)
死米
(%)
着色粒
(%)
もみ
(%)
異物
(%)
特上9015530.00.10.0
特等80151050.00.20.1
一等70151570.10.30.1
二等601520100.30.50.4
三等451530200.71.00.6
総産物規格規定「醸造用玄米」から抜粋

規格外は、特上から三等までのそれぞれの品位に適合しない醸造用玄米であって、もみ及び異物を50%以上混入していないもの

三芳菊「ネコと和解せよ」

三芳菊「ネコと和解せよ」の瓶

最初に紹介するのは、「ネコと和解せよ」です。

とてもかわいいラベルですね

三芳菊「ネコと和解せよ」のスペック

項目情報
種類無濾過生原酒
精米歩合非公開
原料米等外雄町50%、山田錦50%
アルコール度数16%
酵母徳島酵母

ネコと和解せよの元ネタ

街で見かけることのある、キリスト教系の看板「神と和解せよ」が元ネタのようです。また、あえていうと「神」という文字の一部を消して「ネコ」とする悪戯がこのお酒の語源のようです。

手持ちで見栄えのいいのはありませんでしたが「神と和解せよ」の写真を載せておきます。(見づらくて申し訳ありません)

「神と和解せよ」の看板

なお、余談ですが、三芳菊ではなく「タクシードライバー」などて有名なが喜久盛の「死後さばきにあう」という日本酒もあります。

三芳菊「ネコと和解せよ」のこもあき評価

三芳菊「ネコと和解せよ」のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

三芳菊「ネコと和解せよ」の感想(色と香り)

三芳菊「ネコと和解せよ」の色

色は若干、金色っぽさを感じます。

香りは、フルーティな甘い香りで、華やか

口の中に甘い香りがしばらく滞在していました。

徳島酵母はリンゴっぽい香りになりやすいと聞いたことがありましたが、個人的感想としては「甘そうな梨」のように感じそました。

三芳菊「ネコと和解せよ」の感想(味)

香りはとても甘い印象ですが、飲んでみるとスッキリとした甘味といった印象で、スイスイ飲めてしまいます。

特徴は、他の三芳菊同様に「酸味」で、全体としては甘酸っぱい日本酒です。

最後にキリッと苦味で締めてくれました。

三芳菊「残骸」おりMAX

三芳菊「残骸」おりMAX無濾過生原酒(zangai)の瓶

つついて紹介するのは、「残骸」おりMAXです。

三芳菊「残骸」おりMAXのスペック

項目情報
種類無濾過生原酒
精米歩合60%
原料米山田錦30%、雄町30%、五百万石40%
アルコール度数15%

この「おりMAX」、ラベルには記載がありませんが、残骸は「責め(攻め)」の日本酒です。

責め(攻め)とは?

「責め」とは・・・

日本酒は「もろみ」を絞って抽出されますが、絞ってすぐに出てくるお酒を「あらばしり」、中間は「中取り」などと呼ばれており、最後に圧をかけて抽出される日本酒が「責め」と呼ばれています。

責めは、より濃醇な味わいとなりアルコール度数も比較的高くなると言われています。

「おり」とは

三芳菊「残骸」おりMAX無濾過生原酒(zangai)の滓の量

「おり」とは漢字では「滓」と書き、読みは「おり」や「かす」です。日本酒の素である「もろみ」を絞って日本酒を抽出する際に、日本酒に残っている白いもろみの滓を言います。

一般には、沈殿やろ過により除去されますが、あえて残した日本酒が「おりがらみ」と呼ばれています。

今回の「おりMAX」は名の通り「おり」が多めの日本酒です。

上の写真の右側は、以前紹介した宮寒梅のおりがらみです(このくらいの「おり」の量が一般的)ですが、おりMAXはたっぷりと底に「おり」が溜まっています。

三芳菊「残骸」おりMAXのこもあき評価

三芳菊「残骸」おりMAX無濾過生原酒(zangai)のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

三芳菊「残骸」おりMAXの感想(色と香り)

三芳菊「残骸」おりMAX無濾過生原酒(zangai)の色

色は「おり」を含んでいますので、お猪口の蛇の目が見えないくらい真っ白です。

香りは少し変わっていて、キノコのようでもありますが、奥の方に甘酸っぱい香りが隠れており、カマンベールチーズを思い出す香りに感じました。

三芳菊「残骸」おりMAXの感想(味)

「おり」が多いので、クリーミーを想像していたのですが、少しですが口の中に粉感がありました。不思議な感覚です。

最初は甘酸っぱい味で、徐々に甘みがお酒の苦み(弱い苦み)に置き換わっていく印象です。

最初に感じた酸味は、初めから終わりまで口の中に滞在する感じで、そのまま余韻として残ります。

やっぱり酸味系日本酒は美味しいです!

三芳菊純米吟醸無濾過生原酒「白ぶどう」

三芳菊(白ぶどう)の瓶

こちらは、「白ぶどう」です。

酒屋さんは「ほぼ白ワイン」と言っておりました

三芳菊純米吟醸無濾過生原酒「白ぶどう」のスペック

項目情報
種類純米吟醸無濾過生原酒
精米歩合60%
原料米山田錦100%
アルコール度数15%

無濾過生原酒とは

文字通り無濾過なので、一般的には「槽(ふね)」や「上槽(じょうそう)」と呼ばれる機械で醪から日本酒を搾り取ったあと、ろ過や沈殿などで浮遊物である「おり」を取り除く作業をしていない日本酒で、このような日本酒はフレッシュ感が強く残り、ふくよかな米の旨味を感じされる味わいになるとされています。

無濾過の場合、運がよいと底の方に「おり」が貯まっている場合があります。

さらに、生原酒ということで、割り水などによるアルコール調整やブレンドなどはせずに、瓶詰めされ、生のまま出荷される日本酒です。

三芳菊純米吟醸無濾過生原酒「白ぶどう」のこもあき評価

三芳菊(白ぶどう)のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

三芳菊純米吟醸無濾過生原酒「白ぶどう」の感想(色と香り)

三芳菊(白ぶどう)の色

瓶詰めされていた時点ですでに分かっていましたが、白ワインのような綺麗な琥珀色をしている日本酒です。

香りは名前のとおり、白ぶどうを思わせるフルーティな香りでとても華やかです。

個人的には、密入りのリンゴのようにも感じる、いい香りです。

三芳菊純米吟醸無濾過生原酒「白ぶどう」の感想(味)

口に含むと、甘い香りがホンワリと口の中に広がります。

優しい甘さと、強めの酸味、余韻に少しだけ苦みを感じてフィニッシュです。

酒屋さんでは「白ワインの様な日本酒」と説明を受けました。確かにやや辛口の白ワインに近いお酒なのですが、余韻などはやっぱり日本酒を感じます。

フルーティで、香りを含めやや甘い日本酒ですが、余韻の苦みがキリリと締めてくれるので、飲み飽きせずにスイスイと飲めてしまいました。

三芳菊「壱(ICHI)」

三芳菊 壱(ICHI)の瓶

つついて紹介するのは、三芳菊「壱(ICHI)」です。

三芳菊「壱(ICHI)」のスペック

項目情報
種類無濾過生原酒
精米歩合70%
原料米山田錦等外米100%
アルコール度数16%

等外米の説明は「酒蔵」の説明で整理しています

三芳菊「壱(ICHI)」のこもあき評価

三芳菊 壱(ICHI)のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

三芳菊「壱(ICHI)」の感想(色と香り)

三芳菊 壱(ICHI)の色

色は若干、ブラウンを感じます。

香りは、酸味の印象が強い香りで、華やかに香っています。

柑橘系との評価を聞きましたが、私にはパイナップルに近いように感じました。

三芳菊「壱(ICHI)」の感想(味)

甘さは控えめで、酸味が一気に来る印象です。

この、一気にきた酸味は終始口の中に残っており、そのまま苦み、渋みと混ざって余韻となります。

(苦みと渋みは、食事と一緒だと全く感じませんでした)

甘さはやや控えめなものの、酸味と相まって全体的には「甘酸っぱい」を感じさせる美味しい日本酒でした。

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たまも日本酒の沼に落ちる「第6話」

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