加湿器を色々試してお手入れ簡単なスチーム式(加熱式)が一番でした

加湿器はスチーム式がおすすめのアイキャッチ
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本記事は約4分で読めます。
加湿器を選ぶ際には、いろいろな方式があり迷ってしまいますので、自分にあった加湿器を選ぶことを補助するための記事です。

私は乾燥肌ですので、空気が乾燥する冬季間は加湿器が欠かせません。

今までに色々な加湿器を購入(比較的安いもの)してきましたが、どの加湿器も洗浄が必要な部品が多くて大変でした。

とはいえ、手入れを怠ると水がたまる部分にヌメリや白い塊が発生してしまうので、面倒でも怠れません。

そこで、今回買い替えの時にはスチーム式(加熱式)を選んでみたところ、手入れは楽々でずぼらな私にぴったりでした。

とはいえ、デメリットもありますので、それも含めて紹介していきたいと思います。

目次

スチーム式のメリット・デメリット

スチームのイメージ画像

私がおススメするスチーム式にはデメリットもありますので、各加湿方式と比較してどうなのか整理したいと思います。

私がこれまでに使用したことがあるのは「気化式」「超音波式」そして「スチーム式」です。残念ながら「加熱気化式」は使用したことがありません。

仕様で比較

各型式で選定しているメーカーはバラバラ(ランダム)です。ご了承ください。

また、気化式はヒーターを使わないもの、加熱気化式はヒーターを使う気化式(いわゆるハイブリット式)です。

形式定格加湿能力加湿時消費電力タンク容量
スチーム式480ml/h410W4.0L
気化式500ml/h8W4.2L
加熱気化式500ml/h266W5.0L
超音波式280ml/h22W2.8L

上の表からスチーム式を選ぶうえで電気代は大きなデメリットとなることが分かります。しかし、その分清掃の手間は大きく減りますので、洗浄の手間を貨幣価値化し、それを含めたコスト比較を行っていきます。

電気料金で比較

消費電力が一番高いスチーム式と、一番低い気化式でコストパフォーマンスを比較してみます。

電気代はどのくらい差が出る

下記の条件で単純比較してみます。

  • 電気代  25円/kW
  • 加湿期間 4か月(11月から2月)
  • 加湿量  1日2,500ml

電気代は住んでいる地域や契約によって違いますので一般値としていますが、近年の物価高騰により電気代が高くなっていますので、ご注意ください。

また、その他の条件は個人的な感覚です。

スチーム式の場合

加湿量を1日2,500mlにすると1日当たりの稼働時間は定格加湿能力480ml/hから、5.2時間必要ということが分かります。

それに、1時間当たりの出力(0.41kW)、日数(120日)、電気代(25円/kW)を乗じると次の計算により、年間の電気代が算出できます。

 0.41kW * 5.2h/日 * 120日 * 25円/kW = 6,396円/シーズン

気化式の場合

加湿量を1日2,500mlにすると1日当たりの稼働時間は定格加湿能力500ml/hから、5.0時間必要ということが分かります。

それに、1時間当たりの出力(0.08kW)、日数(120日)、電気代(25円/kW)を乗じると次の計算により、年間の電気代が算出できます。

 0.08kW * 5.0h/日 * 120日 * 25円/kW =1,200円/シーズン

ここまでですと、圧倒的に気化式が有利な結果となっています。

清掃の負担を貨幣価値化して比較

下記の条件で単純比較してみます。

  • 清掃にかかる時間はスチーム式15分、気化式90分とします。
  • 清掃の頻度は共に1か月1回とする。
  • 清掃にかかる人件費(自分の時間価値)は1時間1,000円と考える。

清掃時間や頻度は個人的経験からくるものです。清掃はそれぞれ選んだ機種の説明書どおりに行ってください。また、スチーム式の清掃時間はもう少し短いですが、計算がわかりやすいよう15分としています。

スチーム式の場合

1回当たりの清掃時間に、年間掃除回数(月1回として、4か月で4回)、自分の時間的価値を乗じて算出すると、次の式になります。

 0.25時間/回 * 4回 * 1,000円/時間 = 1,000円/シーズン

気化式の場合

1回当たりの清掃時間に、年間掃除回数(月1回として、4か月で4回)、自分の時間的価値を乗じて算出すると、次の式になります。

 1.50時間/回 * 4回 * 1,000円/時間 =6,000円/シーズン

コスパまとめ(電気代+清掃に必要な時間価値)

スチーム式は電気代と清掃負担合わせて7,396円、気化式は電気代と清掃負担合わせて7,200円と僅差であることがわかりました。

なお、清掃に薬剤を使用することがありますが、比較が難しいのでここでの計算では省略しています。

スチーム式、気化式はこんな人におすすめ

コスパの比較からわかりますように、どちらも甲乙つけがたいと思いますので、それぞれどの様な方に向いているのか想定してみました。

スチーム式は

電気代よりも清掃の手間を省きたい人、熱湯の安全管理ができる人

気化式は

少しでも電気代を安くしたい人、熱湯の安全管理が出来ない人(小さな子供やペットがいる家など)

スチーム式はこんな加湿器

スチーム式の加湿器

私が1年前に購入して買ってよかったと思った加湿器について紹介していきます。

上の写真の象印の加湿器ですが、構造は急騰ポッドと同じような感じで清潔ですし清掃も簡単です。

清掃について

清掃については蒸発させるときに出来てしまう、白い粉(水のミネラル分が堆積したもの)の掃除と蓋の掃除くらいなので、とても簡単です。

掃除するのは下に並べた3っつで、複雑な凸凹もなく掃除も簡単です。

左側の写真では白いミネラル分が付着していますが適当に清掃をおこなって、汚れがひどくなった段階(シーズン中1回か2回程度)で、ポットの洗浄剤(クエン酸など)で清掃するだけでOKなのでメンテナンスは楽々です。

スチーム式の洗浄するもの

まとめ

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

スチーム式加湿器は電気代が高いので、比較段階で敬遠してしまいそうですが清掃にかかる手間を考えると選択の余地が大きくなるようです。

また、スチーム式は1万円を超えるものもありますが、お求めやすい機種もありますので初期コストも抑えることができます。

電気代や熱湯を気にされる方

やはりどうしても電気代が気になる方、小さな子供やペットが居るお家は気化式がおススメです。

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