本記事は2021年12月10日に公開した記事を、2024年7月31日に更新しています。
液晶モニターや液晶テレビなどの購入時のネックとなるのがドット抜け(ドット欠け、ドット落ち)です。スマホやテレビではあまり聞きませんが、パソコン用の液晶ディスプレイでは時々聞くことがありますので、購入時に心配になり、購入を躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか
液晶ディスプレイは一昔前と比べると購入しやすい価格になっていますが、決して安い買い物ではないですし、買ったばかりの液晶にドット抜けが見つかるととても残念な気分になってしまいますし、大きな問題と思っています。
そんな忌み嫌われているドット抜け問題ですが、簡単な方法で回避する方法が分かりましたので皆様にご紹介します。
ドット抜けとはなにか
ドット抜け(ドット欠け)の定義
本記事でいうドット抜けとは、液晶ディスプレイのドット(Full_HDのディスプレイの場合は1,920×1,080=2,073,600ドット)のうち、1つ以上が「点灯しない」または「常に光っている」状態です。
上の写真は、私が所持しているドット抜けディスプレイの拡大写真です。1ドットだけ青く点灯しています。
これは、液晶のRGB(赤、緑、青)のうちB(青)が常に点灯してしまっている状態です。青が常時点灯しているため青を発色させる、紫色や黄色、白色のときは目立ちませんが背景が暗い色になると青色の点灯が目立ってしまい、美しくない状態です。
ドット抜けは故障ではないらしい
一般的にはドット抜けは故障とはされておらず、メーカーにより若干違いがありますが「液晶の使用上仕方がないもので、0.001 %未満の画素欠けや輝点は故障とはみなされない」というルールがまかり通っています。
0.001%は少ないように思えますが、FHDのディスプレイの場合は2,073,600ドットありますので、その0.001%は20.7個という数です。
つまり、ドット抜けが20個あっても故障ではないので「保障の対象とはならない」ということです。
ドット抜け問題の考察
技術上仕方のないことであることは頭では理解できても、感情のほうでは納得できませんね。その理由を整理してみました。(ただの文句です)
- 同じ金額で同じ買い物をしているのに、ドット抜けゼロの人、ドット抜けアリの人がいる不公平感
- 文書を読んだり書いたり、計算したりすることに対しては支障がないが、美しさを求める映像作品を視聴するときなどは大きな障害
- 古くなってドット抜けが発生するのは納得します。しかし、新品なのに最初からドット抜けがあるのは納得できない
ドット抜け1点を故障とみなしてしまえば、製造上の不良品が増えてしまうことになるので、液晶パネルの価格自体が高騰してしまう問題も発生するものと思いますが、液晶製品を購入するたびにこの問題に直面するくらいなら、多少値段が上がってもドット抜けが無いほうが良いと考えています。
(上記は個人的意見で、この意見には賛否あると思います)
ドット抜けを回避する方法
ここからが本題です。ドット抜けの液晶に遭遇しないための方法です。
ショップ独自のドット抜け保障
ショップにより方法が違いますが、追加料金を払うなどして液晶ディスプレイを購入し、万一ドット欠けがあった場合には交換してもらえるというものです。
また、ショップによっては交換回数に限りがあり、交換した液晶ディスプレイに再度ドット抜けが見つかった場合には諦めるしかない場合もあるようです。
店員さんによく話をきいて納得の保証であれば加入すると良いでしょう。
「本命」の対策はDELLのディスプレイを購入
ドット抜けが嫌な人は、DELLのディスプレイを購入するのがおすすめです。
私は日本に住んでいますので「できれば日本の会社を応援したい」という気持ちはありますが、DELLのドッド抜けに対する手厚い保証は「細かいことを気にしてしまう私にぴったり」でした。
次の項目で詳細を説明します。
素晴らしい!DELLのドット抜け保障
私はDELLの回し者ではありませんが、DELLのドット抜け保障のすばらしさについて整理してみました。
DELLのドット抜け保証の内容
DELLの液晶ディスプレイのうち「プレミアム パネル保証付きフラット パネル モニター」を選ぶと、下記のドット抜けが発生した場合交換してもらえるというものがあります。
- 明るいサブピクセルが1以上ある場合
- 暗いサブピクセルが6以上ある場合
ただし書きもありまして「機能しないサブピクセル/ドット(暗いまたは明るい)が、標準投影距離から肉眼で確認できる場合のみ交換可能です。」と記載があります。
1ドットの中にそれぞれRとBとGの発光体がありそれを「サブピクセル」といいます。
「DELLドット抜け保証」の考察
「明るいサブピクセルが1以上ある場合」というのがとにかくうれしいです。
「暗いサブピクセルが6以上ある場合」については、前記したようにFHDの場合は2,073,600ドットあります。(個人差はありますが)点灯しないドットがあっても並んで存在しない限りは気が付かないと思いますので、6以上という数字は妥当だと思います。
Amazonの公式ストアで購入するとプラスアルファの特典が
全てを調べたわけではないので「Amazon、公式ストアだけの特典」とは言い切れませんが、DELLの液晶ディスプレイを購入する際に「5年交換保証」がついている場合があります。
これは、サポートに電話して故障と判断された場合は「先に代替え品」を送ってもらい、代替品到着後に故障品をDELLに送付するというサービスです。うれしいですね!
プレミアム保証の対象かどうかは「商品説明」の欄に記載などを確認し、間違わないように注意してくださいね。
ノートパソコンもプレミアム保証(ドット抜け)が
高価なゲーミングノートパソコンにドット抜けをみつけると、暗い気分になりますがノートパソコンにも同様の保証がある商品があります。
DELLの公式Webサイトで確認しますと「プレミアム パネル保証付きのDellノートパソコンのLCD画面(HD+(1600 x 900)以上のLCD解像度)」のものが、同じ保証の対象となるようです。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
忌み嫌われているドット抜けですが、ショップの努力やメーカーの努力により安心して購入できる場合もありますので、ゆっくりと調べて、納得のいくサービスでディスプレイを購入することをお勧めします。