本記事では、山口県美祢市の株式会社澄川酒造場の銘酒「東洋美人」を紹介(レビュー)しています。
個人的に「東洋美人」は近くのお店では買えませんが、どのお酒(お米の種類など)を飲んでも、私の好みの真ん中の味と香りでとても気に入っています。

山口県の日本酒は、高確率で私の好みな事が多いです
「東洋美人」の蔵元「澄川酒造場」


「澄川酒造場」に関する基本的な情報
東洋美人の醸造元である「澄川酒造場」の基本情報です。
項目 | 情報 |
---|---|
蔵名 | 株式会社澄川酒造場 |
所在地 | 山口県美祢市 |
創業年(西暦) | 1,921年 |
創業年(和暦) | 大正10年 |
主要な銘柄 | 東洋美人 |
東洋美人「純米吟醸」亀の尾


東洋美人「純米吟醸」亀の尾のスペック
項目 | 情報 |
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種類 | 純米吟醸酒 |
精米歩合 | 麹米40% / 掛米50% |
原料米 | 亀の尾80% |
アルコール度数 | 16% |
亀の尾について
酒造好適米「亀の尾」は、漫画「夏子の酒」で脚光を浴びた(個人の感想)お米で、実は歴史は古いです。(詳細は夏子の酒をお読みください)
東洋美人「純米吟醸」亀の尾のこもあき評価


東洋美人「純米吟醸」亀の尾の感想(色と香り)


色は写真の通りですが、きれいな透明です。
香りはフルーツの「なし」に近いように感じましたが、なしの香りの中にお米の香りも感じます。
東洋美人らしいとても華やかな香りです。
東洋美人「純米吟醸」亀の尾の感想(味)
フレッシュなお酒です。
甘さから少し時間をおいて酸味を感じます。最後にアルコールを少し感じて切れていきます。
東洋美人はどちらかというと甘さがとても強い印象ですが、この「亀の尾」は過去に紹介した東洋美人よりは甘さは弱いと思います。(しかしながら、十分甘さはあり、甘い系統の日本酒と思います)
東洋美人「純米吟醸」おりがらみ生


東洋美人「純米吟醸」おりがらみ生のスペック
項目 | 情報 |
---|---|
種類 | 純米吟醸酒 |
精米歩合 | 麹米40% / 掛米50% |
原料米 | 国産米100% |
アルコール度数 | 16% |



このお酒は「槽垂れ」との事です
「おりがらみ」について





写真のように、うっすらと「滓(おり)」が混ざっています
東洋美人「純米吟醸」おりがらみ生のこもあき評価


東洋美人「純米吟醸」おりがらみ生の感想(色と香り)


色は「気持ち白っぽいかな?」という程度で、濃い白濁ではありませんでした。
香りはメロン系といった感じで、とても華やかで、口の中に甘味と香りが広がる感覚を味わえます。
東洋美人「純米吟醸」おりがらみ生の感想(味)
まず、生酒ならではのフレッシュ感がたまりません。
味は、飲み口はとても甘い印象で、甘さは最後まで続きます。
その甘さの中で酸味と旨味、辛味を順に感じて切れていきます。
甘さはどことなく「さくらんぼ」を思い出しました。
東洋美人「純米吟醸」愛山


東洋美人「純米吟醸」愛山のスペック
項目 | 情報 |
---|---|
種類 | 純米吟醸酒 |
精米歩合 | 麹米40% / 掛米50% |
原料米 | 愛山80% |
アルコール度数 | 16% |
東洋美人「純米吟醸」愛山のこもあき評価


東洋美人「純米吟醸」愛山の感想(色と香り)


色はスッキリ透明です。
香りはメロン系のバナナ寄りといった感じで、超華やかです。
香りの強さは最強クラス、かつ、口に残る香りも最高です。
東洋美人「純米吟醸」愛山の感想(味)
味は、飲み口が甘く、かつ、フレッシュ感がありとても美味しいです。
甘いだけでなく、酸味、旨味のバランスがとても良いので、さっぱりして、すっと切れていきます。
いくらでも飲むことが出来る日本酒です。
東洋美人「純米吟醸」(別撰)山田錦


東洋美人「純米吟醸」(別撰)山田錦のスペック
項目 | 情報 |
---|---|
種類 | 純米酒 |
精米歩合 | 非公開 |
原料米 | 山田錦100% |
アルコール度数 | 14% |



精米歩合は記載されていませんが、相当磨かれた綺麗なお酒だと思います
東洋美人「純米吟醸」(別撰)山田錦のこもあき評価


東洋美人「純米吟醸」(別撰)山田錦の感想(色と香り)


写真に「東洋美人」の文字が反射してしまいましたが、ほぼ無色透明な印象でした。
香りはメロンとかバナナといった感じで、とても華やかで、うっすらとお米感も感じるとてもいい香りでした。
東洋美人「純米吟醸」(別撰)山田錦の感想(味)
甘いお酒なのですが、すっきり感のあるサラサラ系の甘さです。
雑味がほとんどない、クリアなお酒です。
甘さの雰囲気は、あっさりとした「ゴールドキウイ」や「さくらんぼ」を連想させる甘さです。
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