本記事では、宮城県柴田郡の「大沼酒造店」で醸造されている日本酒「乾坤一(けんこんいち)」を(レビュー)しています。

乾坤一(けんこんいち)日本酒は、まだ1種類しか飲んでいませんので、この後数を増やしていきたいと思います。
「有限会社大沼酒造店」について


「大沼酒造店」に関する基本的な情報
項目 | 情報 |
---|---|
蔵名 | 有限会社大沼酒造店 |
所在地 | 宮城県柴田郡 |
創業年(西暦) | 1,712年 |
創業年(和暦) | 正徳2年 |
主要な銘柄 | 乾坤一(けんこんいち) |
ササニシキ
公式Webサイトを確認すると「宮城県産ササニシキを中心にした造り」とあります。
ササニシキと言えば、昔はコシヒカリに次ぐ生産量を誇る有名な「うるち米」ですが、生産が難しいため生産量が減ってしまったことが有名ですね。
地元に根差した酒造りをする―それこそが地元を愛し地元に愛される酒に繋がるという思いから、宮城県産ササニシキを中心にした造りが始まる。
大沼酒造店Webサイト



高級なお寿司屋さんで使用されているイメージのお米ですね


乾坤一(けんこんいち)純米酒(うすにごり生)


純米のうすにごり(生)です。



個人的に、普通の(吟醸じゃない)純米酒や本醸造の生酒って、とても魅力的に感じます
乾坤一(けんこんいち)純米酒(うすにごり生)のスペック
項目 | 情報 |
---|---|
種類 | 純米酒(うすにごり生) |
精米歩合 | 70% |
原料米 | 岡山県産赤磐雄町100% |
アルコール度数 | 16% |



酒蔵のコンセプトから、最初に飲む大沼酒造店の日本酒は「宮城県産ササニシキ」にすればよかったですね
うすにごり生


同じく「うすにごり」としていても、酒蔵によって濃さ(滓の多さ)が違うので、写真で紹介させていただきます。



「うすにごり」や「おりがらみ」は滓が少なめの濁り酒ですね
岡山県産赤磐雄町
一般的に岡山県産の雄町が「備前雄町」と呼ばれ、他県産と差別化されています。その、岡山県産の中でも赤磐市で造られた雄町を「赤磐雄町」としてブランド化されています。
乾坤一(けんこんいち)純米酒(うすにごり生)のこもあき評価


乾坤一(けんこんいち)純米酒(うすにごり生)の感想(色と香り)


写真は、ゆっくり瓶を傾けながら撹拌して注いだ、お酒の色です。
滓(おり)で白くなっているほか、気泡が浮いています。
また、香りは、甘いメロンを連想させる香りで、発泡もあいまってかなり華やかです。
乾坤一(けんこんいち)純米酒(うすにごり生)の感想(味)
フレッシュで、舌にピリピリと感じる発泡感があります。
甘いお酒ですが、しつこい甘さではなく、例えると「やや薄味で作ったカルピス」(通称:オカンのカルピス)の様な雰囲気です。
心なしか、乳酸飲料っぽさも感じました。
純米なので、すっきりしすぎず、適度に複雑な味があるのがとても心地よかったです。
なお、微発泡は開封後2日くらいで弱まるお酒が多いですが、このお酒はやや長い間発、泡が残っている印象。
また、開封後時間が経つと「まろやか」さが増すお酒が多いですが、このお酒はやや苦みが増したように感じました。好みによりますが、私の中では開封直後が一番美味しい日本酒でした。
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