北海道の「小林酒造」|北の錦、北斗随想、冬花火などおすすめ日本酒を紹介

小林酒造「冬花火」無濾過生原酒
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本記事では、北海道栗山町の「小林酒造」で醸造されている日本酒を複数紹介(レビュー)しています。
小林酒造は札幌からも近いので、キャンプの時など近くを通った時はお酒を購入したりしています。

酒蔵の建物は「有形文化財」となっているようです

目次

北海道「小林酒造」について

お猪口

北海道「小林酒造」に関する基本的な情報

北海道栗山町の酒蔵「小林酒造」の基本情報です。

項目情報
蔵名小林酒造株式会社
所在地北海道夕張郡栗山町
創業年(西暦)1,878年
創業年(和暦)明治11年
主要な銘柄北の錦、北斗随想、冬花火

小林酒造「北の錦記念館」について

酒蔵に「北の錦記念館」が併設されています。

直営店で限定酒などを購入できるほか、資料館などもあり楽しむことができます。

北の錦記念館の情報は、別の記事でまとめていますのでのリンクからご覧ください

瑞穂のしずく「特別純米酒」(中汲み無濾過生原酒)

「瑞穂のしずく」の瓶とお猪口

最初にご紹介するのは「瑞穂のしずく」(中汲み無濾過生原酒)です。

この「瑞穂のしずく」は、蔵元限定(記念館限定)ですが、生原酒でない瑞穂のしずくは普通に酒屋さんなどで購入することができます。

瑞穂のしずく「特別純米酒」(中汲み無濾過生原酒)のスペック

項目情報
種類特別純米酒(中汲み無濾過生原酒)
精米歩合60%
原料米北海道江別産「彗星」100%
アルコール度数17%
仕込水江別神社のご神水

中汲みとは

日本酒は醪(もろみ)を絞って抽出されますが、その抽出されるタイミングによって分類したもので、初めに抽出されるお酒は「あらばしり」と呼ばれ、中間で抽出されるお酒は「中汲み(中取り、中垂れ)」と呼ばれ、最後に絞り出されるものは「責め」と呼ばれています。

中でもこの「中汲み」は一番品質が良いとされています

男山「立春朝搾り」純米吟醸生原酒のこもあき評価

「瑞穂のしずく」のラベル

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このお酒は5段階評価を作っていません・・

瑞穂のしずく「特別純米酒」(中汲み無濾過生原酒)の感想(色と香り)

小林酒造「瑞穂のしずく」の色

香りはやさしい(甘い)香りがします。

少し乳酸菌飲料を思い出す香りでしょうか。

また、色合いは写真のとおり若干の色が付いています。

搾った後に濾過をしていない、無濾過のお酒ですので「おりがらみ」のように若干の濁りを期待しましたが、中汲みだからなのか不明ですが、最後の1滴までほぼ透明でした。

瑞穂のしずく「特別純米酒」(中汲み無濾過生原酒)の感想(味)

冷蔵庫で冷やして飲んでいますが、味がとても濃く感じられます。

濃密な甘みを感じた後、酸味が訪れる感じでしょうか。

生酒なので、飲むと舌がピリピリと感じます。

とても美味しいです。

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北の錦「北斗随想」

純米吟醸酒 北の錦「北斗随想」の瓶

続いては「北斗随想」

こちらは特約店限定酒なのでお土産にも最適です。

特約店限定酒とは

文字通り、特約店でしか買えない、限定流通日本酒です。

なんと、この「特約店限定」は、北の錦記念館(直営ショップ)でも購入することができないようです

北の錦「北斗随想」のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合45%
原料米北海道産「吟風」100%
アルコール度数16%
日本酒度±0
酸度1.6

北の錦「北斗随想」のこもあき評価

北斗随想の札

ごめんなさい
このお酒は5段階評価を作っていません・・リピ買いしたときに作成しますね

北の錦「北斗随想」の感想(色と香り)

純米吟醸酒 北の錦「北斗随想」の色

うっすらと黄色みかかった色合いで、味が濃いのが見て取れます。

また、香りに関しましては、「厳」と記載されたラベルを剥がしてキャップを開けると、とてもいい香りが広がります。

香りは、フルーツのようでもありますが、「いかにも吟醸酒」といったほうが的確かと思います。かなり華やかな香りです。

北の錦「北斗随想」の感想(味)

味は最初は甘さと香りが口の中に広がり、あとでお酒の味が来ます。

辛口ではありませんが、口の中に味が残りますので若干の辛みを感じることが出来ます。

冒頭にも記載しましたが、何となく舌にからみつく感じがしてとても良く「とろ旨酒」という言葉がぴったりです。

お土産や贈り物にも最適

前記しました通り、北海道のお米とお水を100%使用して北海道で醸造された日本酒ですので、北海道土産にも最適です。

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北の錦「北斗随想」しずくとり(生)

北の錦「北斗随想」しずくとりの瓶

続いて、同じく特約店限定酒「北斗随想」の「しずくとり」です

「しずくとり」とは

一般に、醪(もろみ)から日本酒を抽出するときに、機械的な圧力を加えずに、したたり落ちてくる日本酒を「しずくとり」と表しています。

とても美味しそうな表現ですね

北の錦「北斗随想」しずくとり(生)のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合45%
原料米北海道産「吟風」100%
アルコール度数16%

北の錦「北斗随想」しずくとりのこもあき評価

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このお酒は5段階評価を作っていません・・リピ買いしたときに作成しますね

北の錦「北斗随想」しずくとり(生)の感想(色と香り)

北斗随想しずくとりの色

色合いは無色透明といった感じです。

揺らしてみると、心なしか「ねっとり」とした感じがあります。

香りはとても華やかです。

香りの種類はフルーツの「パイナップル」を思い出す香りでしょうか。

北の錦「北斗随想」しずくとり(生)の感想(味)

ねっとりとしていて、甘み、香りが口の中に絡みつく感じです。(トロ旨の日本酒)

甘み、旨味もとても濃くて美味しいお酒です。

甘み、旨味が口の中で暫くとどまった後、お酒の辛さなどを若干感じます。

北の錦「北斗随想」直汲み(生)

北斗随想「直汲み」の瓶

続いて、同じく特約店限定酒「北斗随想」の直汲み(生)です。

「直汲み」とは

一般に、醪(もろみ)から日本酒を抽出するときに、槽(ふね)と呼ばれる機械で抽出し、その後タンクや斗瓶などで保管しますが、保管せずに直接瓶詰めしたお酒を「直汲み」と言います。

直汲みの行い方は蔵ごとに違いがあるようです

北の錦「北斗随想」直汲み(生)のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合45%
原料米北海道産「吟風」100%
アルコール度数17%

たまたまの可能性もありますが、今回購入した直汲みはアルコール度数が他の北斗随想よりも1%高いですね

北の錦「北斗随想」直汲み(生)のこもあき評価

北斗随想直汲み

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このお酒は5段階評価を作っていません・・リピ買いしたときに作成しますね

北の錦「北斗随想」直汲み(生)の感想(色と香り)

北斗随想直汲みの色合い

色合いは、他の北斗随想と同じで無色透明といった感じです。

香りはとてもフレッシュ、華やかです。

香りの種類についても、他の北斗随想と同じくフルーツの「パイナップル」を思い出す香りでしょうか。

北の錦「北斗随想」直汲み(生)の感想(味)

直汲みなので、とてもフレッシュです。

開封直後は舌にピリピリとする感じがあります。

甘さと旨味のほか、酸味もしっかりとしていてとても美味しいです。

また、フレッシュ感が強いので他の北斗随想と比較して、お酒独特の苦みや辛みが弱い気がします。とても良いです!

そしてトロっとしていて、トロウマ感を味わうことが出来ます。

北斗随想シリーズのまとめ

北斗随想シリーズ

上の写真は左から、「北斗随想」「北斗随想しずくとり」「北斗随想直汲み」です。

正直、どれを購入しても間違いなく美味しいと思う北斗随想ですが、3種類の比較表を作ってみました。

項目北斗随想しずくとり直汲み
定価720ML1,800円2,160円2,160円
種類純米吟醸酒純米吟醸酒生純米吟醸酒生
精米歩合45%45%45%
原料米吟風吟風吟風
アルコール16%16%17%
一言とろ旨ねっとり!とろ旨フレッシュ!とろ旨

正直、どれも美味しくて優劣がつけられません
お土産には火入れのタイプがいいですね

30周年記念ではお米違いも

30周年記念として、吟風以外のお米を使用した北斗随想が出ていました。

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北の錦「四季彩_秋」

北の錦「四季彩_秋」の瓶

つづきまして、四季彩(秋)です。

このお酒は、北の錦記念館に立ち寄った時に購入しました。

北の錦「四季彩_秋」のスペック

項目情報
種類純米酒
精米歩合65%
原料米きたしずく100%
アルコール度数17%
日本酒度-14
酸度2.1

スペックだけ見ると、かなりクセがありそうな日本酒ですね

北の錦「四季彩_秋」のこもあき評価

北の錦「四季彩_秋」のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

日本酒度-14なので甘さが目立つと想像しましたが、思いのほか甘さよりも苦みなどが目立っていました

北の錦「四季彩_秋」の感想(色と香り)

北の錦「四季彩_秋」の色

色合いは写真の通り黄色が強く、茶色に近い印象です。

香りの印象としては、ものすごく酸っぱいプラムのような香りで、とても華やかに香っていました。

北の錦「四季彩_秋」の感想(味)

味としては酸味がやや強い印象の日本酒です。

冷やして飲んだ感想としては、口に含むと甘さと酸味を同時に感じて、その後すぐに切れていき、雑味(渋み?)や強めの辛さを感じる日本酒でした。

ただ、温めて(ぬる燗〜熱燗くらい)飲んでみると、また印象が変わってきます。

温めると酸味がより濃厚になるのに加えて、辛さが感じにくいので飲みやすくなります。温めて飲み進めると酸味が若干癖になり、また飲みたくなる印象の日本酒でした。

純米大吟醸「冬花火」

小林酒造「冬花火」純米大吟醸の瓶

北斗随想と同じく、特約店限定酒の「冬花火」です。

ただし、こちらのお酒は近年、北の錦記念館でも購入できるようになったそうです。

純米大吟醸「冬花火」のスペック

項目情報
種類純米大吟醸酒
精米歩合50%
原料米北海道産吟風100%
アルコール度数16%
使用酵母ニシキ100年酵母

小林酒造の自社酵母のようですね

純米大吟醸「冬花火」のこもあき評価

冬花火のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

純米大吟醸「冬花火」の感想(色と香り)

小林酒造「冬花火」純米大吟醸の色

色は、写真のとおりスッキリと透明でした。

香りは公式には”マスカットのような香り”とありました。

※個人的には「なし」と「キウイ」を合わせたような香りと感じています。冷蔵庫で冷やして保管しておりましたが、冷えていてもしっかりと香りが感じられます。

また、飲んでいるうちに常温に近くなってきますが、そのほうが香りが立ち、いい香りが広がります。

純米大吟醸「冬花火」の感想(味)

おすすめの飲み方が「冷やして」か「常温」でした。

冷蔵庫で保管しておりましたので、冷やした状態での感想です。

飲んでみるとフワッと甘く、そして甘さのあとに酸味と苦みが感じられ、とてもキレが良い日本酒でした。

食中酒に良いと思います。

なお、公式サイトには”『日本刀のようなキレ味をもつ酒』”と表現されていました。

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純米大吟醸「冬花火」(無濾過生原酒)

小林酒造「冬花火」純米吟醸無濾過生原酒の瓶

純米大吟醸「冬花火」の無濾過生原酒です。

純米大吟醸「冬花火」(無濾過生原酒)のスペック

項目情報
種類純米大吟醸酒
精米歩合50%
原料米北海道産吟風100%
アルコール度数17%
日本酒度±0
酸度2.1

日本酒度、酸度は公式のSNSに掲載されていました。

純米大吟醸「冬花火」(無濾過生原酒)のこもあき評価

小林酒造「冬花火」純米吟醸無濾過生原酒のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

白い冬花火より、酸味が強く感じました

純米大吟醸「冬花火」(無濾過生原酒)の感想(色と香り)

小林酒造「冬花火」純米吟醸無濾過生原酒の色

色は、若干ゴールドを感じる透明色でした。

香りは、私が感じたのは「メロン」「りんご」です。メロンの様な甘い香りの奥に、りんごの酸っぱさが隠れている印象です。

純米大吟醸「冬花火」(無濾過生原酒)の感想(味)

最初ふわっと甘い印象を受けます。

そしてフレッシュです。

その後、徐々に酸味が出てきて酸味強めのりんごを連想させる雰囲気となります。

りんごを感じた後は、新酒独特の苦みも顔を出して、酸味と苦みを引っ張りながら切れていきました。

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