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今回ご紹介する日本酒は、三芳菊「壱(ICHI)」です。
今回の三好菊もラベルが特徴的で、つい「ラベル買い」してしまいました。
三好菊の日本酒は甘酸っぱいものが多く、とても飲みやすいイメージですが、今回の「壱(ICHI)」はどうだったのか、私の感想について紹介していきます。
三芳菊「壱(ICHI)」の基本情報
最初に、三芳菊「壱(ICHI)」の基本情報として、蔵元の情報と、アルコール度数などについて整理していきます。
なお、三芳菊は濁らない「みよしきく」と読みます。
壱の蔵元「三芳菊酒造」について
「壱(ICHI)」の醸造元である「三芳菊酒造」の基本情報です。
- 蔵名 三芳菊酒造株式会社
- 所在地 徳島県三好市池田町サラダ
- 創業年 明治36年(西暦1,903年)
- 代表銘柄 残骸、ネコと和解せよ
三芳菊「壱(ICHI)」の基本情報(数値評価など)
三芳菊「壱(ICHI)」の基本情報(数値的評価)について整理していきます。
- 種類 無濾過生原酒
- 精米歩合 70%
- 原料米 山田錦等外米100%
- アルコール 16%
等外米とは
酒造好適米はその品質によって、等級(特上~規格外の6段階)が付けられます。今回の日本酒はどれにも当てはまらない規格外品を使用することで、低価格で生産されているかなり攻めた日本酒です。
醸造用玄米の規格は次の通りです。なお、表は農林水産省のwebサイト「農産物規格規程」より引用し、スマホでも表示しやすいよう一部の情報を削除しています。
項目 等級 | 最低限度 | 最高限度 | ||||||
整粒 (%) | 水分 (%) | 計 (%) | ||||||
死米 (%) | 着色粒 (%) | もみ (%) | 異物 (%) | |||||
特上 | 90 | 15 | 5 | 3 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | |
特等 | 80 | 15 | 10 | 5 | 0.0 | 0.2 | 0.1 | |
一等 | 70 | 15 | 15 | 7 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | |
二等 | 60 | 15 | 20 | 10 | 0.3 | 0.5 | 0.4 | |
三等 | 45 | 15 | 30 | 20 | 0.7 | 1.0 | 0.6 |
規格外は、特上から三等までのそれぞれの品位に適合しない醸造用玄米であって、もみ及び異物を50%以上混入していないもの
三芳菊「壱(ICHI)」の特徴と感想(評価・レビュー)
三芳菊「壱(ICHI)」の味や香りの5段階評価
まずは、味や香りの強さの感想を5段階評価でお伝えします。(★5は、今まで飲んだ日本酒の最強)
項 目 | 評 価 |
---|---|
香り | ★★★☆☆ |
甘さ | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★★☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
辛味・苦味 | ★★★☆☆ |
三芳菊「壱(ICHI)」の色や香りの特徴
色は若干、ブラウンを感じます。
香りは、酸味の印象が強い香りで、華やかに香っています。
柑橘系との評価を聞きましたが、私にはパイナップルに近いように感じました。
三芳菊「壱(ICHI)」の味の特徴
甘さは控えめで、酸味が一気に来る印象です。
この、一気にきた酸味は終始口の中に残っており、そのまま苦み、渋みと混ざって余韻となります。
(苦みと渋みは、食事と一緒だと全く感じませんでした)
甘さはやや控えめなものの、酸味と相まって全体的には「甘酸っぱい」を感じさせる美味しい日本酒でした。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ラベルが特徴的な日本酒、三芳菊「壱(ICHI)」は、甘酸っぱい系の美味しい日本酒でした。等外米ということで少しお求めやすい値段なのもうれしいですね。
三芳菊「壱(ICHI)」のまとめ
- 等外米を使用した日本酒
- 酸味を思わせる香り(私にはパイナップルに感じた)
- 甘酸っぱくて美味しい
この日本酒・清酒の口コミ
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