本記事は2020年1月30日に公開した記事を2021年12月22日にリライトしています。
ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)純正のコントローラーであるジョイコン(Joy-Con)は小さくて扱いにくく、ついスティック部分に余計な力を入れすぎてしまいます。
スティックが曲がったりしてしまうと、スティックに触れていないのにキャラクターが勝手に歩きだすなどの不具合が発生してしまいます。
こうなってしまった場合は任天堂や修理屋さんに修理を依頼するか、新たに購入するしかありませんが、通信販売などで安く売っているパーツを使用して修理するとわずか数百円で済んでしまいますので、その方法について紹介します。
修理料金(ComoAki調べ)
任天堂の公式ページによると、修理や新品との交換には結構なお金が必要です。
- スティックの交換料金 ・・・ 2,200円
- 新品への交換料金 ・・・ 4,100円
ジョイコンのスティックの交換修理
ジョイコン(Joy-Con)スティックの交換修理について説明します。
修理前は上の写真のような状況で、スティックが歪んでしまっていて、キャラが勝手に動くなどの不具合が出ています。
必要となる部品、道具
最低限修理に必要な道具はこの2つです。
特殊ドライバー、普通のドライバー
ジョイコンの外カバーを固定しているのはY型のネジですので、これを取り外すのにY型のドライバーを使用します。
スイッチ専用品として売っているのもありますが、一般品(私が使用しているのはY型の2.0mm)でも開けることが出来ます。
スイッチに限らず色々なものを開けることが出来る、特殊ドライバーセットを用意することをお勧めします。スイッチだけで良い人は数百円のドライバー1本で済みます。
スティック(交換パーツ)
スティックの交換パーツについては、壊れやすいせいか色々なものが売っています。純正ではないと思いますが、見た感じは見分けがつきません。
通販で購入するときは、発送元を必ずチェックしてください。異常に安いものの中には、別の大陸から発送されるものもあり、到着まで何週間も待つ場合もあります。
全てが入っているセットもあります
「スイッチのジョイコンの交換しかしない」という方のために、特殊ドライバーや交換パーツ、開封に便利な道具など、すべてがセットになったものも販売されています。
今回購入したのは、特殊ドライバーなどが付いたセットです。交換パーツだけの商品とあまり値段が変わらないのでセットを購入するのが良いと思います。
修理(交換)方法
それでは交換方法(手順)について解説していきます。
カバーを外す
ジョイコンの分解は特殊なY字形のドライバーを使用します。
安価なドライバーに多い事故ですが、急いで回してしまうとネジがなめってしまう場合があります。少しずつ力を増すようにして、ゆっくりと回すのが基本です。
カバーの外し方
ねじを外した後、付属の(ギターの)ピックのような付属品を隙間に差し込んで開封していきます。上のカバーと下のカバーはケーブルで接続されていますので、切らないように注意してください。
バッテリーを外す
まずは邪魔になるバッテリーを外します。
バッテリーの両サイドは両面テープで接着されています。無理やり引っ張るとバッテリーが曲がってしまう恐れがあります。
上の写真の点線で囲ったあたりに粘着テープが付いていますので、矢印で示したあたりから板状のものを差し込んで粘着から剥がすと簡単に取れます。
バッテリーカバーを外す
バッテリーを外すと、ネジが出てきます。〇で印を付けた3か所を外すとバッテリーのカバー(受け皿)を外すことができます。
写真では銀色に見えますが、実際は金色のネジでした。ネジは普通のプラスドライバーで外せます。
コネクターの取り外し
まず、点線で囲った2か所のコネクターを外します。
続いて、矢印を付けた2か所のネジを外すと、スティックのパーツを取り外すことが出来ます。
コネクターの外し方(詳細)
上の写真のように、灰色、黒色の蓋の片側を持ち上げるようにするとコネクターが緩み外すことが出来ます。
分解完了
これで分解完了です。上の写真のような状態になります。
あとは、新しいアナログスティックと交換して逆の手順で戻していくだけです。写真で撮影しても分解手順と同じ内容になりますので、説明は割愛します。
交換完了
上の写真の左側が純正品、右側が交換したものです。
触ってみても、全く純正品と変わりません。リライト時には交換から1年以上経過していますが、全く問題なく使えています。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
本記事のまとめです。
- スティックの修理料金は2,200円
- 自分で交換すると1か所数百円
- 修理には特殊ドライバーセットが必要
おまけ
ジョイコンの部品やネジはとても小さく、目が疲れてしまいます。こんな時はよく眼鏡屋さんが使用している、アイルーペがあると楽かもしれませんね。