冬キャンプの暖房(ガス、灯油、薪ストーブなど)特徴と選び方

キャンプ暖房の特徴、選び方
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本記事は約4分で読めます。本記事の対象はこれから冬キャンプ(整備されたキャンプ場でのキャンプです)に挑戦する方です。
冬キャンプにチャレンジするときは夏場と違った装備が必要になります。その中にストーブなどの暖房器具があります。
主にガスストーブ、灯油式のストーブ、薪ストーブ、電気ストーブなど暖房は様々な種類があり、自分に最適なものを選ぶ際に迷ってしまいます。
本記事では様々な種類のストーブについて、その特徴を整理していますので購入のご参考となれば幸いです。
 ※ 電気式のストーブは、利用シーンが限られるため今回は対象としていません。
暖房を選ぶ際には、自分のキャンプスタイルやテントの特徴にもより最適なものが変わってくると思いますので、それぞれの特徴と利点などについて私なりに整理しています。
目次

石油式のストーブ

一つ目は石油ストーブです。

本記事に記載する石油式ストーブの条件

一言に石油ストーブといっても住宅用の巨大で煙突が必要なものや、電源が必要なポータブルファンヒーターなど様々な種類がありますので、本記事で紹介する石油式ストーブの特徴を整理しました。

  • 外部電源を必要とせず、電池または手動で着火可能なもの
  • 自動車などで容易に運搬できるサイズのもの
  • 煙突不要

下の画像のようなイメージです。

石油ストーブのイメージ
左からトヨトミレインボー、アラジンブルーフレーム、スノーピークタクード、コロナ反射式

※ 写真は各メーカーのホームページより

特徴

主な仕様を表にまとめました。なお、大型のストーブを選択すると暖房出力が5.0~7.0kw程度の高出力なものも存在していますので、ご自分のシェルター等のサイズによって選択することとなります。

項 目内 容
最大暖房出力2.0~2.5kw程度
タンク容量3.0~5.0リットル程度
連続燃焼時間15時間~20時間程度

石油式ストーブの特徴のまとめ

  • 暖房出力は比較的高め
  • 連続燃焼時間が長く、補給の頻度が少ない
  • 対流式の場合は換気の位置を工夫しないと熱が逃げてしまう場合がある
  • 比較的軽量(10kg以下)のため運搬しやすい
  • 燃料調達と管理が簡単
  • 気温がマイナスでも点火可能

こんな人におすすめ

石油式のストーブは汎用性が高いためどんなシーンでも使いやすいと思いますが、しいて言うならばこのような方でしょうか。

  • マメな燃料補給、燃料の管理が苦手
  • ある程度のパワーが欲しい

ガス式のストーブ

2つ目はガスタイプのストーブです。

本記事に記載するガス式ストーブの条件

ガスを燃料にするストーブにも幾つか種類があります。今回検討しているものは次の条件のストーブです。

  • 外部電源を必要とせず、電池または手動で着火可能なもの
  • 自動車などで容易に運搬できるサイズのもの
  • 煙突不要
  • 使用するガスボンベはCD缶などのタイプ

下の画像のようなイメージです。

ガスストーブのイメージ
左からイワタニガスストーブ、ロゴスパノラマガスストーブ、イワタニ風暖、アラジンガスストーブ

※ 写真は各メーカーのホームページより

特徴

主な仕様を表にまとめました。

項 目内 容
最大暖房出力1.0~2.0kw程度
重量3.0~6.0kg程度
連続燃焼時間1時間40分~4時間程度

カセットガス式ストーブの特徴のまとめ

  • 暖房出力は低め(高くすると燃焼時間が短くなる)
  • 連続燃焼時間短く、燃料補充感覚が短い
  • ガスの力で発電してファンを回せるものがある。
  • 軽量(6kg以下)のため運搬しやすい
  • 燃料調達と管理が簡単
  • 気温がマイナスの場合は点火しにくい

こんな人におすすめ

カセットガス式ストーブはこんな方、こんなシーンにおすすめです。

  • 寒さが弱い時期
  • 広くないテントを利用している方
  • 重たい荷物を運びたくない方
  • マメに燃料交換しても気にならない方

薪ストーブ

さいごは薪ストーブです。薪ストーブには特に特徴的な部分が無いので、特徴から整理します。

特徴

主な仕様はありませんので、特徴のみ整理します。

薪ストーブの特徴のまとめ

  • かっこいい
  • 自然の熱で雰囲気がとても良い
  • 燃料の運搬、管理が大変
  • 燃料代が高い
  • 煙突を出すことができるテント又はシェルターが必要
  • 初期費用は比較的安価
  • 熱を利用して調理が可能

こんな人におすすめ

薪ストーブはこんな方におすすめです。

  • 薪が無料のキャンプ場で利用する方
  • 薪の燃料代が気にならない方
  • 本格的な雰囲気を味わいたい方
  • ストーブの熱で料理を楽しみたい方

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。本記事の最後に注意点についてご説明します。

ストーブのテントinの危険性について

電気ストーブを除き、内燃系のストーブを利用するという場合には必ず一酸化炭素中毒の危険性があります。

正しい知識を学習することは最低限として、こまめに換気する、一酸化炭素警報器を使用する、インナーテント内では極力使用しない、就寝時には消火するなどの対策が必要です。

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その他の注意点

電気ストーブを含め、不安定な場所に配置すると倒れる危険性もありますので、火事には十分気を付けてください。

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