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今回ご紹介する日本酒は、沢の鶴の「100人の唎酒師」です。
本記事では、沢の鶴「100人の唎酒師」について、酒蔵の情報や、生酒でも常温流通している理由、どのような日本酒だったのか(香りや味わい)の私個人の感想を整理・情報発信します。
なお、唎酒師の漢字は「口が付く利」を使用するのが一般的のようですので、本記事では利酒師ではなく、お酒のラベルと同様に「唎酒師」と記載しています。
沢の鶴「100人の唎酒師」の基本情報
「100人の唎酒師」について、蔵元の情報や、アルコール度数などのスペックを整理しました。
光を防ぐフィルム
上に貼ったラベルの写真左側は、未開封でお店に陳列されている状態です。
光を防ぐ、アルミの袋に入っていました。中の瓶は透明なガラス瓶ですので、光に弱いとされる日本酒(醸造酒)の劣化を防ぐための工夫でしょう。
「100人の唎酒師」の醸造元「沢の鶴」について
「100人の唎酒師」の醸造元「沢の鶴」の基本情報です。
- 蔵名 沢の鶴株式会社
- 蔵所在地 神戸市灘区
- 創業 享保2年(西暦1,717年)
- 主要銘柄 沢の鶴、米だけの酒
沢の鶴「100人の唎酒師」のスペック
まず、ラベルや公式Webサイトなどでわかる、沢の鶴「100人の唎酒師」のスペック(数値的評価など)について整理していきます。
- 種類 特別純米酒
- 精米歩合 70%
- 原料米 山田錦
- アルコール 18.5%
- 日本酒度 +2.5
- 酸度 2.0
- アミノ酸 1.5
精米歩合70%の特別純米酒
私が今まで飲んだ日本酒では、精米70%の特別純米酒は珍しい(60%以下が多い)です国税庁の公式webサイトによると、特別純米酒とは「精米歩合60%以下、又は特別な製法」となっているので、後者の特別な製法で「特別」としており、100人の唎酒師は「限外濾過」のお酒のためだと思われます。
公式Webサイトでは「特別純米」としていますが、瓶には「純米酒」としか書いていませんでした。
生酒の常温流通を可能にする限外濾過
普通のろ過と違い、低分子とされる物質を透過させて、高分子とされる物質を取り去る凄いろ過のことで、沢の鶴公式Webサイトによると”非常に微細な粒子を分子レベルで濾す方法で、生酒に存在する酵素を除去することによって品質の変化を抑えることが可能”としています。
※ 上記” ”内は、沢の鶴Webサイトより引用
沢の鶴「100人の唎酒師」の感想(評価・レビュー)
沢の鶴「100人の唎酒師」の味や香りの5段階評価
まずは、味や香りの強さの感想を5段階評価でお伝えします。(★5は、今まで飲んだ日本酒の最強)
項 目 | 評 価 |
---|---|
香り | ★★☆☆☆ |
甘さ | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★☆☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
苦み、辛み | ★★★★☆ |
沢の鶴「100人の唎酒師」の色や香りの特徴
色合いは、透明感のある琥珀またはイエロー系です。
酸味を感じるかおりで、リンゴに少し近い香りと思います。
沢の鶴「100人の唎酒師」の味の感想
甘さはありますが、すっきりとした甘さです。
無濾過生原酒の様なフレッシュさではありませんが、火入れとはまた違った雰囲気で、良いです。
甘酸っぱい系の日本酒と思いきや、後から苦みが追いかけてくる、お酒っぽい感じもあります。
食事とは会うと思いますし、苦みが苦手な方は食事と一緒に頂くことで、苦みは感じにくいです。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
沢の鶴「100人の唎酒師」は、りんごっぽいフルーティーな香りとスッキリとした甘さ、キリリとした苦みをもつ美味しい日本酒でした。
何といっても、普通の量販店でも購入できるところが嬉しいです。
沢の鶴「100人の唎酒師」まとめ
- 生酒なのに常温で販売されている
- アルミの保護フィルムで紫外線から守られている
- 限外ろ過というすごいろ過
- リンゴっぽい香り
- 無濾過生とは違った感じのフレッシュさ
この日本酒・清酒の口コミ
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