本記事では、秋田県湯沢市の「両関酒造」で醸造されている日本酒「花邑」「翠玉」を紹介(レビュー)しています。私が実際に酒屋さんから購入し、味わった日本酒を、私がどう感じたかを綴っていますので、一つの意見としてご覧ください。

特に花邑は人気で、売り切れていることが多いですね
「両関酒造」について


「両関酒造」に関する基本的な情報
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 蔵名 | 両関酒造株式会社 |
| 所在地 | 秋田県湯沢市 |
| 創業年(西暦) | 1,872年 |
| 創業年(和暦) | 明治5年 |
| 主要な銘柄 | 花邑、翠玉、雪月花 |



両関酒造の花邑といえば、あの十四代の高木酒造から技術指導を受けて作られたことでも有名ですね



十四代は瓶で買えたことが無いので、なかなか記事に出来ませんね・・
純米吟醸「花邑」‐雄町‐


最初に紹介するのは、純米吟醸「花邑」‐雄町‐です。



以前の花邑は一升瓶しかありませんでしたが、令和5年7月11日からは四合瓶も販売されていて、買いやすくなりました
純米吟醸「花邑」‐雄町‐のスペック
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 種類 | 純米吟醸酒(火入れ1回) |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | 雄町100% |
| アルコール度数 | 16% |
火入れ1回について
ラベルには「瓶火入れ1回」と記載されています。
これは、生のまま瓶詰めして、一回だけ加熱して出荷された日本酒であることを意味し、香りなどを損なわない、生酒に近い味になるとされています。



瓶詰め後の火入れは普通のお酒よりも手間がかかるので、お得な気分・・
純米吟醸「花邑」‐雄町‐のこもあき評価


純米吟醸「花邑」‐雄町‐の感想(色と香り)


若干の黄色みを持っている日本酒でした。
とても華やかな甘い香りを放っており、果物の「なし」に近い香りですが、もう少し熟成していると言う感じがします。
例えるならば「なしで作ったジャム」のような重厚な香りです。
純米吟醸「花邑」‐雄町‐の感想(味)
この後紹介する、花邑「美山錦」と比べると、甘さや酸味がややあっさりとしていてい、スッキリとした印象です。
それでも、甘みは十分にありとても美味しいです。
丁度よい甘さから、ほんの少しの酸味を感じた後、旨味が訪れて切れていきます。
最後はやや苦みを感じて、辛さに変化してフィニッシュです。
純米吟醸「花邑」-美郷錦-


続いて紹介するのは、純米吟醸「花邑」-美郷錦-です。



これを買った頃は1升瓶しか売っていなかったので、頑張って冷蔵庫を空けました



このお酒が初めて手に入れた花邑で、記念すべき1本です
純米吟醸「花邑」-美郷錦-のスペック
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 種類 | 純米吟醸酒(火入れ1回) |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | 美郷錦100% |
| アルコール度数 | 16% |



美郷錦は「山田錦」と「美山錦」を交配させた秋田県の酒造好適米です
純米吟醸「花邑」-美郷錦-のこもあき評価


純米吟醸「花邑」-美郷錦-の感想(色と香り)
残念ながらお酒の色が分かる写真は撮り忘れてしまいました。
香りはまるで生原酒のように華やかです。
果物の「なし」を思い出させる、とても甘い、甘い香りです。
純米吟醸「花邑」-美郷錦-の感想(味)
とても濃厚な甘みで、舌に絡みついてくる感覚を覚えます。
濃厚な甘みを感じた後、僅かに酸味を感じますが、すぐに濃厚な旨味を感じるため酸味を上書きしていきます。
最後は若干の辛みを感じて、すっと切れていき、ねっとり系日本酒としてはキレが良いと思います。
甘みは加熱した洋梨の様な、果物の甘さを強調したような甘みです。
辛味は強くありませんが、苦手な方は常温くらいの温度で飲むと味がより強調されるので辛さは感じにくいです。
特別純米酒「翠玉」


続いては、特別純米酒「翠玉」です。



翠玉も、花邑に負けず劣らず美味しい日本酒です
特別純米酒「翠玉」のスペック
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 種類 | 特別純米酒 |
| 精米歩合 | 55% |
| 原料米 | 国産米100% |
| アルコール度数 | 15% |
公式Webサイトによると、翠玉は「花邑の醸蔵技術を応用」して作られた日本酒で「花邑に勝るとも劣らない風味」を醸しているとのこと。
これは、美味しいのは間違いないですね。
※ 上記「 」内は両関酒造公式Webサイトからの引用
特別純米酒「翠玉」のこもあき評価


特別純米酒「翠玉」の感想(色と香り)


色はほんの少しだけ黄色っぽいです。
甘く、口のなかにまとわり付くような香りです。そして鼻に抜けていきます。
香りは華やかですが、花邑と比較すると少しだけ控えめといったところでしょうか?
特別純米酒「翠玉」の感想(味)
「優しい甘さで、すっきりとした日本酒」という印象です。
花邑はとても濃厚な印象でしたので、想像とは少し違いましたが重たくなく、ぐいぐい飲んでしまう系の美味しい日本酒です。
甘さを感じたあと、時間差で旨味と辛味を感じます。
そして後味は、何故か、うっすらとした酸味が急に出てくるといった印象です。
純米吟醸無濾過生「翠玉」-秋田酒こまち-


続いて紹介するのは、純米吟醸無濾過生「翠玉」-秋田酒こまち-です。
純米吟醸無濾過生「翠玉」-秋田酒こまち-のスペック
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 種類 | 純米吟醸無濾過(生) |
| 精米歩合 | 50% |
| 原料米 | 秋田酒こまち100% |
| アルコール度数 | 16% |



無濾過生・・・
酒屋さんで見ると、美味しそうで選んでしまいますね
純米吟醸無濾過生「翠玉」-秋田酒こまち-のこもあき評価


純米吟醸無濾過生「翠玉」-秋田酒こまち-の感想(色と香り)


色は、ややイエロー感のある透明です。
香りについては、メロンの様な濃厚な香りという表現がしっくりきます。
純米吟醸無濾過生「翠玉」-秋田酒こまち-の感想(味)


甘さは「3」としましたが、印象としてはスッキリしています。
スッキリとした甘みと酸味が特徴の美味しい日本酒で、飲んでいると口の中に「梨」を感じました。
その後に旨味とキリリとした苦みを感じます。
スッキリとした甘さと、ジュワっと出てくる旨味で、ホント美味しいです。



バカうま
一週間後の変化
半分で我慢して、1週間くらい冷蔵庫で寝かせてみました。
甘さはややねっとり感が加わり、苦みについてはあまり感じなくなりました。
純米酒「花邑」‐陸羽田‐


最初に紹介するのは、純米酒「花邑」‐陸羽田‐です。



陸羽田は「りくうでん」と読むようです



「りくはねだ」と読んでいました・・
純米酒「花邑」‐陸羽田‐のスペック
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 種類 | 純米酒(火入れ1回) |
| 精米歩合 | 55% |
| 原料米 | 陸羽田100% |
| アルコール度数 | 16% |
陸羽田は、あの十四代の高木酒造が関係する酒造好適米です。



火入れ1回については純米吟醸「花邑」‐雄町‐の記事にて説明しています
純米酒「花邑」‐陸羽田‐のこもあき評価


純米酒「花邑」‐陸羽田‐の感想(色と香り)


色は、若干ブラウンが入っている感じでした。
香りは最初、梨とリンゴを混ぜたような香りに感じましたが、開封から数日後には甘い香りが立ってきて、メロンを思い出す香りに変化していきました。
純米酒との事ですが、吟醸酒と言われても分からないほど、香りが立っていました。
純米酒「花邑」‐陸羽田‐の感想(味)
さっぱりとした甘さが最初に来ました。
そのあと、旨味と辛さがジュワーっと染み出てくる印象です。
甘さと香りは口の中で最後まで残っていて、そのまま余韻になりました。
開封から数日経つと、味がまとまって、甘みが立ってきて、円やかになり、余計に美味しくなりました。
梨を感じさせる甘さから、旨辛がジュワっとしてくるようでした。
このお酒は、美味しいので1日で飲んでしまいそうですが、開封から数日我慢すると、より良いと思います。
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