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今回ご紹介する日本酒は、寒梅酒造「宮寒梅」純米吟醸おりがらみ生です。
この日本酒は、新酒(収穫したてのお米で醸した日本酒)の純米吟醸種で、おりがらみ(もろみを絞ってお酒を抽出した際にのこる「おり」を沈降やろ過をせずにあえて残している日本酒)で、生酒(火入れをしていない日本酒)ということで、美味しい(私好み)要素しかありません。
早速ですが、どのような日本酒だったのか皆さんにも共有していきます。
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の基本情報
最初に、寒梅酒造の宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の基本情報として、蔵元の情報と、アルコール度数などについて整理していきます。
宮寒梅の蔵元「寒梅酒造」について
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の醸造元である「寒梅酒造」の基本情報です。
- 蔵名 寒梅酒造株式会社
- 所在地 宮城県大崎市
- 創業年 大正7年(西暦1,918年)
- 代表銘柄 宮寒梅
寒梅酒造の公式webサイトでは、今回の「純米吟醸」おりがらみ生のような季節限定の日本酒の情報も見ることができて便利です。
※季節限定酒の紹介は割と省略している蔵は多いと感じています。
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の基本情報(数値評価など)
ラベルや公式Webサイトから宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の基本情報(数値的評価)について整理していきます。
- 種類 純米吟醸酒
- 精米歩合 55%
- 原料米 美山錦100%
- アルコール 15%
寒梅酒造では「美山錦」「愛国」「ひより」「山田錦」の4種類の酒米を自家栽培しており、全体の2割は自家栽培米を使用しているようです。
また、自家栽培以外のお米はすべて秋田県産の酒造好適米を使用しているとのこと。
「おり」とは
序盤にも書きましたが「おり」とは漢字では「滓」と書き、読みは「おり」や「かす」です。日本酒の素である「もろみ」を絞って日本酒を抽出する際に、日本酒に残っている白いもろみの滓を言います。
一般には、沈殿やろ過により除去されますが、あえて残した日本酒が「おりがらみ」と呼ばれています。
おりがらみの日本酒は、この時期(新酒が流通する時期)に多く流通しているようです。
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の特徴と感想(評価・レビュー)
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の味や香りの5段階評価
まずは、味や香りの強さの感想を5段階評価でお伝えします。(★5は、今まで飲んだ日本酒の最強)
項 目 | 評 価 |
---|---|
香り | ★★★★☆ |
甘さ | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★☆☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
辛味・苦味 | ★★★☆☆ |
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の色や香りの特徴
色は「おりがらみ」なので当然ですが、白濁色です。
「おり」の濃さは開栓まえによく撹拌するか、しないかによって変わってきます。変化を楽しみたい場合は、あまり撹拌すること無く飲み勧め最後の方に濃くなるようにすると良いです。
香りは、吟醸酒らしい甘く華やかな香りで、表現するならばプリンの白い部分の香りに私は感じました。
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生の味の特徴
とてもフレッシュで、口の中に香りの余韻がいつまでも残る印象です。
開封直後は発泡性がありました。
最初は甘みと旨味を強く感じました。最後に苦みを少し感じるのですが最後の余韻は酸味といった感じです。(酸味は最初から最後までずっと裏にある感じです)
とても美味しいです。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
宮寒梅「純米吟醸」おりがらみ生は、フレッシュで香りの余韻が口の中に残る(含み香)美味しい日本酒でした。このお酒は新酒なのでフレッシュさはとても強かったです。
秋から冬にかけては「秋あがり(ひやおろし)」も残っていて購入したいところですが、この様なフレッシュな新酒も10月頃から出てきますので、何を買うか迷ってしまいますね。
この日本酒・清酒の口コミ
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