ボタンが反応しないホリパッド(スイッチのコントローラー)の修理

ホリパッド
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本記事は約4分で読めます。ニンテンドースイッチ用のコントローラー(ホリパッド)をお金をかけずに修理したい人が対象です。

私がモンスターハンターライズ(ニンテンドースイッチ)で使用している「ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch」のボタンの一部が反応しなくなってしまいました。

原因不明でしたので、スイッチとの再接続、設定の見直し等いろいろと探りましたが解決できませんでした。

修理に出すのも良いのですがお金と時間がかかってしまうこともありますし、何より自分で修理することが楽しいと感じてしまいますので、自分で分解修理することとしました。

結果は、コントローラー内部の配線の一部に断線が起こっており、反応しなくなってしまったものでしたが、素人の私でも簡単に修理できましたので修理方法について、解説していきます。

ラバーパッドが原因の場合はこちらです

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ラバーパットが原因の場合はこちらに記事を作りました。

ワイヤレスホリパッドの交換用ラバーパッドが見つからなかったので、代用品を使用しています。

目次

ワイヤレスホリパッドの断線修理

ワイヤレスホリパッド(断線)の修理方法について解説していきます。

使用した道具、必要なもの

まず使用した道具ですが、下記のものです。

特殊ドライバー

ワイヤレスホリパッドのカバーには「+」や「ー」ではない特殊なドライバーが使用されています。実際に使用するのは「Y」型のドライバーの2mmです。

このドライバー1本購入するとホリパッド以外にも、スイッチ純正のコントローラー(ジョイコン)の修理にも使用できますが、スマホやその他機器の修理にも使用できますので安価な特殊ドライバーセットを購入するのがおすすめです。

安価なドライバーを使用するときの注意点

特に安価なドライバーを使用する際の注意点としましては「一番最初はゆっくり回す」です。急いで回してしまうと、溝が削れてしまい取り外しできなくなってしまいます。

  • 一番最初はゆっくり回す。
  • ドライバーを垂直に当てる
  • 本体(今回はコントローラー)側もしっかり持つ(又は固定)

半田ごて

断線した場所にもよりますが、大半は基盤との接続部分が外れています。電子工作用の半田ごてが必要です。

こちらも、コントローラーの修理以外にも色々と使えますので、1本持っておくとよいでしょう。私は、3DSの修理、スイッチの修理、体重計の修理など、いろいろと役に立っていますのでコスパも良いと思います。

半田ごては熱すぎると他の部品に影響を与えてしまう可能性がありますので、適当な出力のものを選ぶか、温度調節可能なものがおすすめです。私は40Wのものを使用していますが、今のところ他の部品を壊したことはありません。

半田作業に必要なものはコテ本体以外にも下記のものがあります。セットを購入する場合は下記のものが含まれているか確認してください。

  • 半田ごて台
  • スポンジ(先端の半田を落とす)
  • 半田吸収線(又は吸い取り器)
  • はんだ本体(溶かす線)

修理方法

必要な道具が揃いましたら、さっそく修理を開始していきます。

外側カバーを外す

ホリパッドのねじ位置

上の画像で示した矢印の箇所がY型のねじで固定されていますので、8か所全部外していきます。ねじを外すと簡単に外すことが出来ます。

基盤の固定ねじを外し、基盤を取り外す

ホリパッドの内部

基盤の写真です。ここで原因が分かった場合はこれ以上分解する必要がありませんが、原因が見当たらない場合には、矢印の箇所のねじ「普通の+ねじ」2か所と、右下のコネクターを外します。

この3か所を外して上に持ち上げると、取り外すことが出来ます。取り外すことが難しい場合は下記の点を確認してください。

  • 垂直に持ち上げないとスティックが引っかかる
  • USB(Type-C)のコネクタの引っかかり(下の写真の〇の部分)
ホリパッドのUSBコネクタ

USBの部分は割れない程度にカバーを爪などを使い軽く開くことで簡単に外れます。

原因の究明

今回の場合は「Rボタンが反応しない」状態でしたので、そのあたりを集中して確認します。別の症状でしたら、症状が出ているボタン付近を念入りに確認してください。

故障の原因の写真

上の写真の赤丸でくくった箇所に3本のコードが挿してありますが、よく見ると真ん中の線だけ断線しています。

修理

今回の場合は半田が外れただけではなく、線自体が断線してしまっていましたので、下記の手順で修理することにしました。

  1. 3本のコードを半田吸収線を使用して外す。
  2. 断線しているコードのビニールを数ミリ剥がして、新たな線を出す。
  3. 他の2本のコードもビニールを剥がして真ん中のコードと長さを合わせる。
  4. 再度、3本の線を半田付けして完了。
3本のコードを剥がし、長さを合わせたところ

ビニールは下の画像のようにハサミやカッターなどで軽く切り込みを入れてから、爪で引っ張ると取り外すことが出来ます。

芯の伸ばし方

この方法ですと、コード全体が若干短くなってしまいますが問題なく復旧することが出来ます。半田付けは部品が小さいので、隣のコードにくっついてしまわないように注意してください。

※失敗しても半田吸収線で簡単にとることが出来ますので、安心してください。

完成

修理完了(ただし、悪い例)

修理完了写真です。ただし、悪い例です。

赤色の矢印の箇所が、ボタンのラバーパッドに重なる位置まで飛び出ています。ニッパーなどでカットしないと綺麗ににパッドをつけることが出来ません。

また、配線がわからなくなってしまいそうですが「紅」というしるしの箇所に赤いコードをつなぐようにすると分からなくならないと思います。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

断線程度のトラブルであれば、道具はひつようであれば簡単に修理可能であることがわかりました。

道具のまとめ

  • Yドライバー(セットがおすすめ)
  • 半田ごてと関連道具一式

最後に

修理は自己責任となります。より壊れてしまう場合や、思わぬケガをする場合もありますので考慮うえ、慎重に作業してください。

頑丈と思い比較的高価なホリパッドを購入しましたが、このようなトラブルに見舞われてしまいました。コントローラーは消耗品と考え、安価なものを購入するのも手かと思います。

なお、純正品のコントローラーの場合は、交換パーツが必要な場合でも安価な交換パーツ(純正ではないもの)が手に入る場合もあります。少し高いですが修理に自信がある方は検討の価値ありです。

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