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少し変わった日本酒、二世古酒造の活性酒「えぞの誉」黒米入りを購入しました。
「えぞ」とは、「蝦夷」つまり、北海道のことです。
この日本酒は冬季間限定で販売されております。この時期にしか手に入らないためどの様なお酒なのか気になり、購入してみましたので皆様にも共有していきます。
このお酒は、二世古酒造の蔵にお邪魔したときに購入させていただきました。
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の基本情報
まず最初に、二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の基本情報として、蔵元の情報と、アルコール度数などについて整理していきます。
二世古の蔵元「有限会社二世古酒造」について
二世古特別純米酒(限定ラベル)の醸造元である「二世古酒造」の基本情報です。
- 蔵名 有限会社二世古酒造
- 蔵所在地 北海道倶知安町
- 創業 大正5年(西暦1,916年)
- 主要銘柄 二世古、京極
近くにはニセコリゾートがあり、スキーや川下りなども楽しむことが出来ますので、遊びの帰りに酒蔵に寄ってみるのも良いと思います。
自動車で行くと試飲できませんが、公共交通機関でいくと色々なお酒を試飲することが出来ます。
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の基本情報(数値評価)
まず、ラベルや公式㏋などでわかる、二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の数値評価について整理していきます。
- 種類 活性酒(どぶろく)
- 精米歩合 非公開
- 原料米 北海道産米100%
- アルコール 15~16%
- 出荷時期 12月~
黒米とは、一般的に言う古代米のことです。
今回購入したのは黒米入りですが、黒米なしのものもあります。
酒屋さんによると「3月くらいまでは店頭に並ぶ」との事でしたので、12月~3月くらいの期間で購入することが出来ます。
「どぶろく」とは
まず、このお酒は二世古酒造の公式Webサイトでも「どぶろく」であると記載されています。
一般的なにごり酒は目の粗い布などで濾すことで白濁した成分を残している日本酒ですが、「どぶろく」はそもそも濾さない日本酒のことを言います。
大昔は自宅でどぶろくを造っているという話を聞いたことがありますが、現在は酒類製造免許をもたないと違法になりますので、このようにお店で購入するしかないのです。
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の感想(評価・レビュー)
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の味や香りの5段階評価
まずは、味や香りの強さの感想を5段階評価でお伝えします。(★5は、今まで飲んだ日本酒の最強)
項目 | 評価 |
---|---|
香り | ★★☆☆☆ |
甘さ | ★★☆☆☆ |
酸味 | ★★★☆☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
苦味・辛味 | ★★★☆☆ |
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の色や香りの特徴
色はとても濁ったピンク色です。
そして、黒いものがポツポツと浮いています。(ピンク色とポツポツは黒米の成分と思われます)
甘いお米の香りを感じます。
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)の味の特徴
活性酒なので、発泡性が強く感じます。
活性酒なので傾けたり振るのは良くないですが、底の方に沢山沈殿物がたまっているのを撹拌するのが難しく、最初の方は薄い濁りで飲み、最後の方はドロドロの「どぶろく」といった形で楽しみました。
見た目と違って味は淡麗な方で、甘さのあと発泡を感じ、そのあと訪れる酸味は暫く口の中に滞在するといった感じです。
意外にも、やや強めの辛さもありましたが、全体的には「まろやか」な印象です。
活性について
蓋を開けると吹き出すほどの活性ではありませんでした。
活性の強い日本酒は、開封しただけで沈殿しているオリが撹拌されていきますが、この酒は沈殿物も多く開封しただけでは撹拌されませんでした。
※この日本酒は12月から出荷され、私が開封したのが2月上旬ですので活性が弱まった可能性もあります。
下のリンクの「雪だるま」はかなり活性が強く、注意して開栓しないとし吹き出してしまいます。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
二世古酒造の活性酒えぞの誉(黒米入り)は、ピンク色の「活性どぶろく」で飲みごたえのある日本酒でした。
飲み物ですが、結構お腹に溜まる印象ですので、多人数で飲むことをおすすめします。
買ってよかったと思う点
- かなり珍しいタイプの日本酒(活性どぶろく)
- 腸活になりそう
- お手頃価格(720mlの税込定価1,323円)