北海道函館市に蔵を構える上川大雪酒造「五稜乃蔵」に行ってきましたので、ご紹介させていただきます。
五稜乃蔵は上川大雪酒造3つ目の蔵で、2021年11月に醸造を開始したばかりの新しい蔵です。函館近郊では、2020年に箱館醸蔵(郷宝)がオープンしており、道南も日本酒が熱いエリアとなりました。
上川大雪酒造「五稜乃蔵」の場所、立地
上川大雪酒造「五稜乃蔵」は北海道の観光で有名な函館市にあります。一般的に観光するエリアからは比較的離れており、2018年度を最後に閉校した「函館市立亀尾小学校」の跡地に造られております。
Googleマップ
GoogleMAPでみると、JR函館駅や五稜郭、湯川温泉から離れた位置に存在しているため、バスでも行くことが出来ますが、便数も少ないため、自動車を使って行くのが最も現実的と思います。
タクシー料金
試飲も出来ますので、現地でお酒を飲みたい場合はタクシーを利用すると良いです。
その日、その時間の交通事情によって料金は変わると思いますが、ゼンリンのいつもnaviでタクシー料金を検索した結果、下記のとおりとなりました。
起点 | 距離 | 概算料金 |
---|---|---|
函館駅 | 約13.2km | 4,060円 |
湯の川温泉 | 約7.9km | 2,520円 |
五稜郭公園 | 約11.0km | 3,440円 |
函館空港 | 約7.0km | 2,270円 |
こうしてみると、タクシーは高いように見えますが複数人で乗ると一人当たりが安くなります。
また、お一人の場合は(例えば)函館駅から函館空港までのバスは本数も多いですし500円と料金も安いので、空港まではバス+空港からはタクシーという移動手段も考えられます。
小学校の跡地に造られている
前記しましたが五稜乃蔵は函館市立亀尾小学校の跡地に建てられており、二宮金次郎像や体育館にあったであろう校歌の額縁などが蔵内(正確にはショップ内)に大切に保管されています。
五稜乃蔵のショップ
ショップでは日本酒や日本酒ギフトのほか、グラスなどの酒器、酒粕あんぱんなどの関連商品を購入することが出来ます。
日本酒コーナー
冷蔵庫には五稜乃蔵で醸造された日本酒が陳列されており、購入することができます。
また、蔵出限定の純米大吟醸(生)や、純米吟醸(生)も購入することができます。私が行ったときには純米吟醸(生)は売り切れていました。
御酒印帖も購入可能(もちろん五稜乃蔵の御酒印もあります)
ショップでは御朱印ならぬ「御酒印帖」を購入することが出来ます。
五稜乃蔵では、御酒印帖を持っており日本酒や関連商品などの購入、試飲などを行うと御酒印(シール)をもらうことが出来るようです。
御酒印帖とは・・?
全国の御酒印帖公認の酒蔵を巡って御酒印(お酒のラベルシール)をコレクションする取り組みで、ひそかなブームとなっております。
御酒印帖は五稜乃蔵のように、公認酒蔵で購入可能な場合もありますが置いていない場合もありますので欲しい方は通販などで事前に入手しておくことをおすすめします。
下のリンクはブルーですが、他にも色々なカラーがあります。
また、公認ではない酒蔵もありますので、公式ガイドブックなどで調べてから蔵をまわったほうが効率よく御酒印を集めることができます。
試飲もできます
五稜乃蔵では、おつまみが付いた有料試飲(税込み880円)で楽しむことが出来ます。
日本酒は、純米、純米吟醸、純米大吟醸を飲み比べることが出来るほか、口直しの仕込み水も飲むことができます。私は運転する必要があったので、仕込み水のみ頂きました。
仕込み水は、水道水などとは比べ物になりませんし、ペットボトルで購入しているお水よりも更にスッキリしている印象でした。
見学コーナー
ショップの奥には、日本酒製造の見学コーナーがあります。
写真に写っている醪(もろみ)のタンクのほか、写真に写っていませんが上槽なども見ることが出来ます。
私が見学したときは丁度、左写真の醪(もろみ)を発酵させている最中でした。
運が良ければ、他の作業を見ることが出来るかもしれません。
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
上川大雪酒造「五稜乃蔵」は新しい蔵なので、とても綺麗でした。
そして、函館工業高等専門学校の研究スペース「高専ラボ」が併設されており、そこで高専の生徒が学んでいるようです。将来、優れた蔵人が輩出されるかもしれません。
観光にも最適
前記した通り、函館は北海道の観光都市です。
函館観光のついでに、酒蔵に足を運び、そこでしか購入することが出来ない日本酒や酒器を入手するのも楽しいと思います。
また、御酒印も貰えますので、コレクションしている方は是非伺ってみてください。