北海道旭川市にある男山株式会社のに立ち寄りましたので、記事にしていきたいと思います。
なお、立ち寄ったのは2024年4月末ですので、その時の情報を元に本記事をまとめています。訪れる時期によっては情報が変わっている場合がありますので、お気を付けください。
男山株式会社(酒造り資料館)について
男山は北海道の旭川市にある酒造です。
男山は北海道内での流通量は多く、道内のスーパーなどにも沢山販売されています。基本的には辛口のイメージですが、近年は、とろっと甘い「復古酒」なども醸造しており、個人的なイメージは変わってきています。
立春朝搾り
男山は、日本名門酒会で取り組んでいる「立春朝搾り」に参加しております。(2024年現在、北海道内の酒蔵で参加しているのは男山だけです)
立春朝搾りとは、2月4日(立春)の朝に搾った日本酒を、お祓いし、近郊の酒屋さんが酒蔵まで取りに来ることで、予約していれば、その日の内に購入、飲むことができる素晴らしいイベントです。
なお、1週間くらい経つと残ってしまった朝搾りは、特定のスーパーやデパートに並ぶこともあります。
やってみるべ部
男山のやってみるべ部は「とりあえず、やってみるべ!」という合言葉のもと「これまでの既成概念にとらわれずに失敗を恐れずチャレンジしていく」シリーズのお酒です。
※ 一部男山公式Webサイトから引用
私が飲んでみたのは、扁平精米80%のお酒で、精米80とは思えないほどスッキリしていて美味しかったです。
男山「好都合(おとくやま)」
こちらの男山は、年に1度だけ販売されるお得な男山です。
こちらは残ってしまった日本酒を無駄にせず、ブレンドして格安で販売されている男山です。北海道限定で流通されており、時期になると札幌市内などのスーパーでも見かけます。
立地について
所在地は、旭川市の北東に位置しています。
旭川市は大きな町で有名な旭山動物園などがあり、ラーメンも美味しいです。
どちらかというとそのイメージが強いと思いますが、旭川市と周辺地域は北海道の中でも酒造好適米の作付面積が大きく、旭川市は全道2位です。
資料館について
「資料館」と言うだけあってショップだけではなく、屋外や3階建で様々なものが展示されています。
仕込み水(延命長寿の水)
屋外には「延命長寿の水」という、男山の仕込み水を飲むことができる場所があります。
紙コップは建物の中に置いてありますよ。
建物の奥の方には、ペットボトルやタンクなどに水を汲むことができる場所も用意されています。私が行った時にも、地元の方が汲みに来ていました。
1人18リットルまで汲んでも良いようです。
昔の木桶(屋外)
屋外には昔のお酒づくりに使用する「木桶」が展示されており、観光用の記念写真を撮ることができます。また、写真のように触ることができるので、醪を仕込む様子などを再現することができます。
上槽やタンク
仕込の時期になると、2階から実際にお酒を造っている様子を見学することができます。(私が行ったときには何もしていませんでした・・)
写真には写っていませんが、醪を仕込むためのタンクも見ることができるので、是非作っているときに行ってみたいですね。
江戸時代の資料
男山株式会社が、木桶屋から「男山」の名称や製法等の権利を譲渡され、正式継承したことを示す書物・印鑑などが展示されております。
そのほか、酒造りの秘伝書など貴重な資料が展示されています。
昔の酒造り道具と解説ビデオ
昔のお酒造りの道具や、酒造好適米の稲とお米などが展示されているほか、男山の歴史などを見ることができる、ビデオが放映されていました。
直売店(ショップ)
もちろん、直売所(ショップ)もあり、ここでしか買えない蔵元限定酒や酒造好適米を使用して作ったお菓子(蔵おこし)、酒器などを購入することができます。
写真はブギウギ専務のサインです。
蔵元限定日本酒
一番のお目当てはコレですね。
蔵元限定酒。
当日は、写真に写っている「道産米純米大吟醸の生原酒」、「復古酒の生原酒」と試飲ができた「甘口純米酒」がありました。
復古酒は「火入れ」は市販されておりますが、生酒はここでしか買えないようです。
試飲コーナー
試飲コーナーは、25mlで100円の有料試飲と、無料の試飲があります。
無料試飲は、受付の方にコインを3枚もらって試飲することができます。試飲できる内容は日によって違うようですが、私が伺った当日は写真のラインナップ。
蔵元限定の生酒も、無料で用意してくれるのか良いですね。
なお、試飲前に運転手はだれか確認があり、運転手にはハンドルキーパーのシールが貼られます。
御酒印
直売所(ショップ)にてお酒を購入して自分の御酒印帖を見せることで、御酒印をもらうことができます。
御酒印のデザインを楽しみにしている方がいることを考慮して、隠しています。
デザインを見る場合は「御朱印を見る」と書いたタブをタップ(クリック)してくださいね。
御酒印帖は蔵元直営店などで売っている場合もありますが、確実ではありませんので事前に購入しておくことをお勧めします。
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
男山の「酒造り資料館」は資料館というだけあって、展示物等がとても多く、思ったよりも長時間滞在してしまいました。資料も沢山あり見応えもばっちりなので、旭川市に行った際には動物園だけではなく、酒造り資料館を見学するのも乙だと思いますよ。
ゆっくり見たい方は1時間以上用意するのがおすすめです。
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