西田酒造店「田酒」|実はこんなに種類が!毎月呑むための入手方法や流通時期はここをチェック

田酒(特別純米酒)と田酒せんべい
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本記事では、青森県青森市の西田酒造店の銘酒「田酒」を紹介(レビュー)しています。
同じ「田酒」といっても、実は色々な銘柄がありますので、今までに私が飲んだ田酒の感想を紹介する、田酒愛溢れる記事です。

データはあくまで個人的な感想です。また、醸造年等の要素により違いがある場合があります。

予算の関係で、価格帯は「普段呑み」で買えるお値段のものに限定しています。

目次

「田酒」の蔵元「西田酒造店」

田酒の酒蔵「西田酒造店」の外観

「西田酒造店」に関する基本的な情報

田酒の醸造元である「西田酒造店」の基本情報です。

蔵は青森県青森市のフェリーターミナルに比較的近かったので、車で立ち寄って撮影したものです。

項目情報
蔵名(株)西田酒造店
所在地青森県青森市
創業年(西暦)1,878年
創業年(和暦)明治11年
主要な銘柄田酒、喜久泉

「田酒」の入手に関する情報

田酒はとても人気があり、地域によってはとても入手しにくいと思いますが、「1組1本まで」「○○円以上お買い上げで購入可能」など、買い占めの対策を行っているお店をチェックすると良いです。

そのような対策を行っている「取扱店」を予め探しておき、出荷時期をチェックしたうえでお店に立ち寄ると、購入できる機会がぐっと上がります。

出荷時期は、本記事にもわかる範囲で記載しています

出荷時期の確認方法

公式のSNSやブログなどを頻繁にチェックすると良いです。また、酒好きの方のSNSなどで「購入情報」を確認するのも有益です。

【通年】田酒「特別純米酒」(白い田酒)

田酒特別純米酒の瓶

まずは、最もポピュラーな特別純米酒(通称、しろ田酒)

白いラベル(レッテル)が特徴で、田酒といったらこのお酒を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

田酒は色々な種類がありますが「しろ田酒が一番好き」と言う人も、沢山います。

田酒「特別純米酒」のスペック

項目情報
種類特別純米酒
精米歩合55%
原料米花吹雪(100%)
アルコール度数16%
日本酒度±0
酸度1.5
出荷時期通年

スペックは時期によって変化することもありますよ

田酒「特別純米酒」のこもあき評価

田酒特別純米酒のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「特別純米酒」の感想(色と香り)

田酒の色合い

色は写真のとおり透き通っており、ほぼ透明です。

香りはとても華やかな良い香りです。

表現するならば、高級メロンの様な甘い香りを放っています。

また、メロンの様な香りの中に、うっすらですがお米の香りを感じます。

田酒「特別純米酒」の感想(味)

開栓直後の印象としては、控えめな甘さと酸味のバランスが絶妙な日本酒といった印象です。

開封後、しばらくおいておくと、とても濃厚なねっとりとした甘みと旨味で、口に含むと香りが広がり鼻に抜けていくような感覚に変わることがあります。

田酒は人気なので、近所の酒屋さんに入荷してもすぐに売り切れてしますので、購入したら大事に飲みたいところですが、美味しくて、ついつい1回で飲んでしまいがちですので、味変したい人は1升瓶の購入をおすすめします。

【1月】田酒「純米吟醸」生(うすにごり)

田酒「純米吟醸」うすにごり生の瓶

こちらは、純米吟醸の生酒で「うすにごり」です。

11月は田酒に限らず、生酒が多く出るので何を購入するか迷ってしまいますね。

田酒「純米吟醸」生(うすにごり)のスペック

項目情報
種類純米吟醸(生)うすにごり
精米歩合50%
原料米国産米(100%)
アルコール度数16%
日本酒度+1
酸度1.7
アミノ酸1.3
出荷時期1月頃

「うすにごり」とは

田酒「純米吟醸」うすにごり生の滓(おり)

「うすにごり」は文字どおり薄く濁っている日本酒です。

これは、もろみを搾ってお酒を抽出したあとに「おりびき」と呼ばれる沈澱作業やろ過を行わずに「滓(おり)」を残してある日本酒です。

「うすにごり」のほか「おりがらみ」などと呼ばれます。

「うすにごり」のほか「おりがらみ」などと呼ばれます
「にごり酒」よりは、滓(おり)が少ないですね

田酒「純米吟醸」生(うすにごり)のこもあき評価

香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「純米吟醸」生(うすにごり)の感想(色と香り)

田酒「純米吟醸」うすにごり生の色

色は「うすにごり」なので当然ですが、滓(おり)が絡んでいるため白濁しています。

香りについては、最初はパイナップルやリンゴに近い香りに感じましたが、数日置いてから確認すると、メロンの様な芳醇な香りに変化しました。

とても芳醇な香りです。

田酒「純米吟醸」生(うすにごり)の感想(味)

飲み口はとてもフレッシュです。また、開封直後はピリピリとした発泡感があります。

でも、フレッシュさや甘さを感じた後に、酸味、旨味、苦みが時間差でぐーっと湧いてきて、しっかりとした日本酒といった印象に変わります。

とても美味しいです

開封した直後は甘さ控えめといった感じでしたが、二晩くらい置いた後は甘さがぐっと増してコクが出た感じとなりました。

【3月】田酒「純米吟醸」百四拾(桜)

田酒純米吟醸華想い(百四十)の瓶

こちらは、純米吟醸「百四拾」です。

丁度、青森県で桜が満開になる時期に出荷される百四拾で、お花(桜)ラベルが素敵です

田酒「純米吟醸」百四拾(桜)のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合50%
原料米華想い(100%)
アルコール度数16%
日本酒度-2
酸度1.6
アミノ酸1.1
出荷時期3月頃

春にでる百四拾のほか、秋に出荷される百四拾(紅葉)もありますね

あとは、ちょっと高級な「大吟醸」もあります

百四拾(華想い)とは

結構有名な話だと思いますが、酒造好適米の「華想い」=「百四拾」です。

「華想い」は、国内で最も評価の高い酒造好適米「山田錦」に匹敵する県産米の育成を目標に開発が進められた青森県産品種です。
 開花した「山田錦」に「華吹雪」の花粉をかけて人工交配し、品質が良く病気に強い品種を選定・改良することで誕生した本品種は、それまでの県産酒造好適米「華吹雪」では成し得なかった“大吟醸醸造酒米”として完成。「青系酒140号」の系統名を与えられ、平成14年に青森県奨励の酒造好適米に認定され「華想い」と命名されました。

田酒公式ブログより引用

田酒「純米吟醸」百四拾(桜)のこもあき評価

田酒純米吟醸華想い(百四十)のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「純米吟醸」百四拾(桜)の感想(色と香り)

田酒純米吟醸華想い(百四十)の色

色は、やや、ほんの少しだけ琥珀色といった感じです。

香りについては、バナナやメロンを感じされる香りが、とても華やかに漂います。

含み香も強く、口いっぱいに香りが広がる感覚を味わえます。

とても良いです。

田酒「純米吟醸」百四拾(桜)の感想(味)

甘味を強く感じますが、甘いだけでなく、苦みや旨味が複雑になってしっかりとした美味しさです。

甘みはとてもねっとりとしていて、コクがありずっと口に滞在し、そのまま余韻となっていきます。

余韻の甘さはバナナの甘みを思い出しました。

お酒の苦みや辛さが苦手な人は食事と一緒に飲むことをお勧めしたいですが、このお酒は、苦みも重要な美味しさになっているので、個人的にはアテ無しで楽しむことをお勧めします。

【6月】田酒「純米吟醸」彗星(赤い彗星)

西田酒造店「田酒」赤い彗星の瓶

続いては赤い彗星です。

田酒はすべて好きですが、中でもこの「赤い彗星」はイチオシです。毎年、リピート買いしています。

ガンダムファンにも人気なので、毎年確保が大変な田酒です。通常の3倍の美味しさ!?

私はこのお酒が大好きで、毎年争奪戦に参加しています

田酒「純米吟醸」彗星のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合50%
原料米彗星(100%)
アルコール度数16%
日本酒度±0
酸度1.8
アミノ酸1.1
出荷時期6月頃

田酒「純米吟醸」彗星のこもあき評価

西田酒造店「田酒」赤い彗星のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

毎年すこしづつ、変化があるように思います
表は平均値をとっています

田酒「純米吟醸」彗星の感想(色と香り)

西田酒造店「田酒」赤い彗星の色

色は写真のように、濁りのない無色透明色でした。

瓶の色から、赤いお酒が出てくるのかと思いましたが、赤いのは瓶だけだったようです。

香りはとても華やかですが、割と複雑でリンゴ系かメロン系の香りのように感じるときもあれば、カラメルの様な甘い香りに、お米のかおり(ふくよかな香り)が隠れている、ように感じるときもありました。

ここは飲むたびに書き直しています

田酒「純米吟醸」彗星の感想(味)

冷蔵庫で冷やして飲んだ感想です。

飲んだ瞬間にやさしい甘さを感じて、口の中に香りが広がります

甘さを感じた後から、酸味が来るのでとても爽やかに感じます。甘みと酸味のバランスが絶妙な甘酸っぱくとても美味しい日本酒だと思います。

そして、旨味もあるので全体的に味が丁度良い感じで、とても美味しいです。

【6月】田酒「MICRO_BUBBLE(マイクロバブル)」生

スパークリング酒「田酒」Micro bubbleの瓶

こちらは「MICRO_BUBBLE(マイクロバブル)」生

文字どおり炭酸ガスを注入した発泡日本酒です。

また、白生とも呼ばれている通り、クエン酸を多く生成する白麹を使用した日本酒です。

田酒「純米吟醸」白のスペック

項目情報
種類日本酒(発泡性)
精米歩合55%
原料米国産米(100%)
アルコール度数15%
日本酒度-4
酸度2.5
アミノ酸0.7
出荷時期6~7月頃

田酒「MICRO_BUBBLE(マイクロバブル)」生のこもあき評価

スパークリング酒「田酒」Micro bubbleのラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

本当はも少し酸っぱい評価となりそうですが、炭酸ガスの影響で脳裏にレモンスカッシュがよぎるので「酸っぱ!」という印象が薄れてしまいましたので、酸味は真ん中にしました

田酒「MICRO_BUBBLE(マイクロバブル)」生の感想(色と香り)

スパークリング酒「田酒」Micro bubbleの色

色は、ほぼ透明といった感じです。

それに加えて、サイダーのように気泡が浮いています。

横に倒して写真撮影したせいか、発泡が強すぎるせいか、開封したらお酒と香りが吹き出てきました。開封時は注意してください。

香りについては、基本的にはリンゴ系と思いますが、炭酸が強いのでアップルサイダーの様な香りに感じました。

田酒「MICRO_BUBBLE(マイクロバブル)」生の感想(味)

強い炭酸があるのでどうしてもサイダーと比較してしまい、甘くないと思ってしまいますが、日本酒としては甘味が強い方だと思います。

酸味も、レモン系サイダーの印象に引っ張られて「酸っぱい」感覚は弱まってしまいますが、日本酒としては酸味が強く、酸味系日本酒推しの方にはおすすめです。

とても飲みやすく、甘さ控えめの炭酸飲料のように飲んでしまいます。でも、アルコールは普通に15%あるので注意しないといけません。

発泡が抜けると酸味がより強く感じ、奥の方には旨味も感じます。表現するとドライフルーツっぽい甘酸っぱさでしょうか。

【7月】田酒「純米吟醸」白(白麹仕込)

田酒「白」の瓶

黄色いラベル(レッテル)の純米吟醸「白」です。

白は白麹の白ですね。

多くの日本酒は黄麹で造られますが、この田酒はクエン酸を多く生成するとされる「白麹」で仕込まれた日本酒です。

田酒「純米吟醸」白のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合麹米50%、掛米55%
原料米国産米(100%)
アルコール度数15%
日本酒度-4
酸度2.4
アミノ酸0.9
出荷時期7月頃

田酒「純米吟醸」白のこもあき評価

田酒純米吟醸白麹仕込のラベル

このお酒は「お酒メモ」を取り始める前に飲んだため、5段階評価はありません。また購入することができたら、追加いたします。

田酒「純米吟醸」白の感想(色と香り)

田酒白麹仕込みの色

まず、色は無色透明です。

香りについては、とても上品な香りで柑橘類の「レモン」を思わせるような香りを持っています。

ただ、開封後2~3日経ってから香りを確認すると、なぜかフルーツの「プラム」を思い出させる香りに感じました。

私の鼻の調子が悪かった可能性もありますが・・・。

田酒「純米吟醸」白の感想(味)

味はとてもさっぱりとしていて、酸味が目立ちます。

最初にほんのりと甘みを感じるほかは、酸味が中心といった味でとてもキレが良いです。

開封直後は少し酸味が強くて飲みにくい印象ですが、開封後2~3日経つと酸味が落ち着いて甘みもより強く感じるようになり、とても落ち着いてきて甘酸っぱく美味しかったです。

【7月】田酒「純米吟醸」古城乃錦

田酒「古城乃錦」の瓶

古城錦(お米)を使用した田酒、古城乃錦です。

古城錦は青森県の酒米です。

田酒「純米吟醸」古城乃錦のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒
精米歩合50%
原料米古城錦(100%)
アルコール度数16%
日本酒度+1
酸度1.8
アミノ酸0.9
出荷時期7~8月頃

製造年によって、若干変化があります
上の記載は私が飲んだ時のものです

田酒「純米吟醸」古城乃錦のこもあき評価

田酒 純米吟醸古城乃錦のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「純米吟醸」古城乃錦の感想(色と香り)

色は写真のように、濁りのない無色透明です。

香りは、私には「甘いリンゴ」に近い香りに感じました。

香りは華やかで、さらに、含み香が強いのでしょうか。口の中でフワッと甘みと香りが広がります

田酒「純米吟醸」古城乃錦の感想(味)

冷蔵庫で冷やして飲んだ感想です。

かなり美味しいですよ。

優しい甘みを感じたあとに、酸味が追いかけてくる感じです。

公式ブログでは「マスカットを思わせる酸」と評価されているように、とても爽やかです。

【7月】田酒「純米吟醸」(夏)山田錦(ねぶたラベル)

田酒純米吟醸山田錦(夏)ねぶたラベルの瓶

これは山田錦で醸された田酒です。

これは青森県外限定の田酒のねぶたラベル(レッテル)です。

このほか、青森県内限定のねぶたラベル(レッテル)もあり、こちらは百四拾(華想い)を使用しているようです。青森県以外は入手困難ですね。

田酒「純米吟醸」(夏)山田錦(ねぶたラベル)

項目情報
種類純米吟醸酒(山廃仕込)
精米歩合50%
原料米山田錦(100%)
アルコール度数16%
日本酒度+2
酸度1.6
アミノ酸1.1
出荷時期7~8月頃

本記事では「ねぶたラベル(レッテル)」と表現していますが、公式ではそのような表現はしていないようです

田酒「純米吟醸」(夏)山田錦(ねぶたラベル)のこもあき評価

田酒純米吟醸山田錦(夏)ねぶたラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

すべてが丁度良くバランスの良い、美味しい日本酒でした

田酒「純米吟醸」(夏)山田錦(ねぶたラベル)の感想(色と香り)

田酒純米吟醸山田錦(夏)ねぶたラベルの色

色は、ほぼ無色透明のクリアな感じです。

香りについては、メロンを感じされるいい香りが、とても華やかに漂います。

とても良いです。

田酒「純米吟醸」(夏)山田錦(ねぶたラベル)の感想(味)

まろやかな甘さが特徴で、とても美味しいです。

表現すると、やや甘さ控えめな桃のような雰囲気の味です。

甘みは「ねっとり」した感じて、やや長く口の中に滞在してくれます。

甘さと酸味のバランスがとてもよく、「やっぱり田酒は美味しい」と改めて感じます。

余韻は甘さが口の中に残るのと、最後にほんのわずかにお酒の苦味を感じてキレていく印象。

【9月】田酒「純米吟醸」山廃

田酒純米吟醸の山廃仕込です。

田酒を始めとする、東北地方の山廃仕込は一般的に思い浮かべる三大酒処で造られる山廃と少し違う気がしますね。(個人的感想)

田酒「純米吟醸」山廃のスペック

項目情報
種類純米吟醸酒(山廃仕込)
精米歩合50%
原料米国産米(100%)
アルコール度数16%
日本酒度-1
酸度1.7
アミノ酸1.0
出荷時期9月頃

田酒「純米吟醸」山廃のこもあき評価

田酒「純米吟醸山廃」のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「純米吟醸」山廃の感想(色と香り)

田酒「純米吟醸山廃」の色

色は若干ですが、イエローを感じる透明色です。

開封直後の香りは、炊き立てのご飯(お米)の様な香りが強い印象でしたが、開封から3日くらい経つと、フルーティーな香り+お米の香りに変化した印象です。

上に記載した香りの評価値は開封から3日目のものですが、華やかに香っているといった印象でした。

田酒「純米吟醸」山廃の感想(色と香り)

まず、生酛仕込みや山廃仕込みの日本酒に多い、独特の風味とは少し違うように感じました。

味は全体的に濃い味で、飲み口は甘い感じがしますが、その後に酸味と旨味をぐっと感じることが出来ますので、濃い味を飲みたい日には最適な日本酒と思います。

また、開封直後はガス感が残っており、舌に少しピリッとした感触がありました。

【9月】田酒「純米吟醸」秋田酒こまち

田酒(純米吟醸)秋田酒こまちの瓶

秋田酒こまちは、名のとおり秋田県の酒造好適米です。

田酒「純米吟醸」秋田酒こまちのスペック

項目情報
種類純米吟醸
精米歩合50%
原料米秋田酒こまち(100%)
アルコール度数16%
日本酒度±0
酸度1.7
アミノ酸0.8
出荷時期9月頃

田酒「純米吟醸」秋田酒こまちのこもあき評価

田酒(純米吟醸)秋田酒こまちのラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「純米吟醸」秋田酒こまちの感想(色と香り)

田酒(純米吟醸)秋田酒こまちの色

写真の通り透明に近い色合いのようです。

香りについては、フルーツの洋梨のような香りの中に、お米の香りと奥のほうにチーズの様な発酵臭が混ざっているといった感じでしょうか?

田酒「純米吟醸」秋田酒こまちの感想(味)

いつもの田酒(特別純米酒)に近い感じがしましたが、フレッシュ感があり舌にピリピリする微発泡も感じます。

優しい甘さの中に優しい酸味がありますが、最後の余韻はお酒の辛さが中心でした。

余韻はやや短いようです。

やはり田酒は安定して美味しいですね。

【11月】田酒「特別純米酒」山廃仕込

田酒特別純米酒(山廃)の瓶

9月に「純米吟醸」山廃を購入しましたが、こちらは「特別純米」の山廃仕込です。

ラベル(レッテル)は、普通の特別純米酒と同じ白色ですが「肩ラベル」には「山廃仕込」と書かれています。

田酒「特別純米酒」山廃のスペック

項目情報
種類特別純米酒(山廃仕込)
精米歩合55%
原料米国産米(100%)
アルコール度数16%
日本酒度±0
酸度1.5
アミノ酸1.3
出荷時期11月頃

時々違う時期にも出るようです。私は2月出荷の時に入手しました。

田酒「特別純米酒」山廃仕込のこもあき評価

田酒特別純米酒(山廃)のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

田酒「特別純米酒」山廃仕込の感想(色と香り)

田酒特別純米酒(山廃)の色

写真の通り透明に近い色合いのようです。

香りについては、フルーツの梨のような香りの中に、お米の香りが混ざっているといった感じでしょうか?

2日くらいかけて飲みましたが、特に香りの変化はなかったと思います。

田酒「特別純米酒」山廃仕込の感想(味)

前回ご紹介した「純米吟醸酒」の山廃仕込みと同様ですが、生酛仕込みや山廃仕込みの日本酒に多い、独特の風味とは少し違うように感じました。

飲み口はわずかながら、発泡を感じます。

味は思いのほか淡麗で、酸味が中心的です。香りからくる甘味と酸味で、薄めのパイナップルという印象です。

最後は若干の辛さを感じてキレていきます。辛さについては2日めの方がまろやかに感じました.

【11月】田酒「特別純米」生(新酒)

田酒特別純米(新酒)生(Denshu)の瓶

こちらは「特別純米」の生酒(新酒)です。

ラベル(レッテル)は、普通の特別純米酒と同じ白色ですが「生」の刻印があります。また、「肩ラベル」には「新酒」と書かれています。

瓶はフレッシュで清涼感のある色ですね。

新酒とは

一般的に新酒はその年に収穫された新米で作った日本酒とされ、お米の出来を占う大切なお酒です

田酒「特別純米」生(新酒)のスペック

項目情報
種類特別純米酒(新酒)
精米歩合55%
原料米国産米(100%)
アルコール度数16%
日本酒度±0
酸度1.7
アミノ酸1.2
出荷時期11月頃

田酒「特別純米」生(新酒)のこもあき評価

田酒特別純米(新酒)生(Denshu)のラベル
香り
軽やか
華やか
甘味
軽快
濃厚
酸味
軽い
強い
旨味
軽い
強い
辛味、苦味
軽い
強い

写真は2023の新酒ですが、スペック、こもあき評価は2024のものです

田酒「特別純米」生(新酒)の感想(色と香り)

田酒特別純米(新酒)生(Denshu)の色

写真の通り透明でむしろ青っぽい感じでした。

香りについては、メロンの様な、芳醇で甘い感じが、蓋の開封直後から漂います。

そして口の中はフレッシュな香りで満たされます。

田酒「特別純米」生(新酒)の感想(味)

いつもの田酒(特別純米酒)よりもフレッシュ感が強く、開封直後はほんの僅かですが微発泡を感じます。

ほど良い甘さから酸味、そして苦みと旨味に味が変化していき、スッキリ飲み終わります。

余韻の味は辛味を感じますが、強い辛味ではなく、辛さが苦手な人でも大丈夫と思います。

2024新酒では、後味に白ワインっぽさを感じました。

【12月】田酒「純米吟醸」干支ボトル

NewYear生酒、毎年購入を試みていますが、一度も入手できたことはありません・・

年末は仕事が忙しくてお店に行けないですからね・・・

おわりに

西田酒造店「田酒」赤い彗星(砂川さん彗星使用)

記事を読んでいただいてありがとうございました。

田酒が大好きなので、酒屋さんで見つけるたびに購入していますが、これだけの種類を飲んでいることに自分でも驚きました。これだけの種類を造っている酒蔵の皆さんには感謝しかありません。

田酒記事のまとめについて

本ブログでは、購入した田酒を1種類ずつ紹介させていただいておりましたが、「赤い彗星」や「百四拾」などの特徴のある名前では検索されますが、通常の日本酒名称である「純米吟醸」等のキーワードではヒットしにくい状況が続いているため、田酒を1つの括りに統合しました。

いわゆる「カニバリ」が発生している可能性が高いです

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