出羽桜の特別本醸造「枯山水」三年低温熟成は常温~ぬる燗が旨かった

出羽桜の古酒 枯山水
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「こもあき」による、日本酒を中心としたお酒の感想(レビュー)記事です。あとから味を自分も後で思い出せるように、また、皆さんにも伝わるよう、数値化・文章化していきます。

日本酒の分類(フレッシュ、まろやか、など)の「タグ -tag-」を設けています。お好みの日本酒を探す時にお使ください。

本記事は2021年12月29日に公開した記事を2022年5月29日に更新しています。

香り華やかな吟醸酒で有名な、出羽桜酒造株式会社の出羽桜から3年熟成の古酒が限定発売されており、お店で見かけましたのでどんなお酒なのか、気になってしまい購入しました。

飲んでみたところ、いつもの出羽桜のような香り華やかな感じではありませんでしたが、これはこれでとっても美味しいお酒でしたので、どのような日本酒だったのか感想をお伝えします。

目次

出羽桜特別本醸造「枯山水」三年低温熟成の基本情報

出羽桜枯山水のラベル

最初に、出羽桜特別本醸造「枯山水」三年低温熟成の基本情報として、蔵元の情報と、アルコール度数などについて整理していきます。

出羽桜の蔵元「出羽桜酒造」について

出羽桜特別本醸造「枯山水」三年低温熟成の醸造元である「出羽桜酒造」の基本情報です。

  • 蔵名    出羽桜酒造株式会社
  • 蔵所在地  山形県天童市
  • 創業    明治25年(西暦1,892年)
  • 主要銘柄  出羽桜

個人的な感想となってしまいますが、出羽桜酒造の日本酒はいままで購入したものはすべて「香りが良い」という印象です。

また、海外にも多く進出している酒造で、キャンプなどにも最適な「缶」製品も作っております。

アウトドアなどで気軽に運搬して、美味しい日本酒をいただくことができます。

出羽桜特別本醸造「枯山水」の基本情報(数値評価)など

まず、ラベルや公式㏋などでわかる、出羽桜特別本醸造「枯山水」の基本情報について整理していきます。

  • 種類    特別本醸造酒
  • 精米歩合  55%
  • 原料米   国産米100%
  • アルコール 15%

造りは特別本醸造です。

この日本酒は3年熟成酒ですが、一般的に想像する熟成とは違い「低温熟成」なので、色合いや香りは(個人的感覚では)、ひやおろしに近いと思います。

「枯山水」三年低温熟成酒の特徴と感想(評価・レビュー)

出羽桜特別本醸造「枯山水」三年低温熟成の瓶

酒造のHPによると「枯山水」は”熟成酒の素晴らしさを、現在に再現しました。淡麗の酒が、3年間の眠りの中で円熟し、まろやかに成長した「美しい熟成酒」”としています。

※ ” ” 内は公式サイトより引用

出羽桜特別本醸造「枯山水」の色の特徴

3年熟成古酒との事でしたので、やや色が濃く濃厚な味を想像していましたが、低温熟成のためなのか透明な色合いで、雰囲気的には「ひやおろし」に近いと思います。

出羽桜特別本醸造「枯山水」の味、香りの特徴

冷酒で楽しむ

品質管理のため冷蔵保管しているので、まずは冷酒で楽しんでみました。

冷酒で飲んでみたところ、ほのかに甘い香りがして、ほのかに甘い味わいでした。古酒なのに?という感じで少し勿体ない気がしました。

常温で楽しむ

常温まで戻すと、甘い香りがより濃くなります。味は、口に含んだ時にメロン?のような甘みがうっすら感じられ、とてもまろやかでした。そして、スっと切れていくような感じです。

ラベルには「冷やして飲む」「お燗で飲む」をお勧めしていたのですが、私にはこの飲み方が一番シックリと来ました。

燗(ぬる燗)で楽しむ

燗にすると香り、味ともに引き立ちますが、濃すぎるというわけではなくとても美味しく味わえます。

また、常温と同じようにとてもキレが良いので、どんどん飲んでしまいます。「燗酒は濃いので苦手」という方でも美味しくいただけるのではないでしょうか。

まとめ

日本酒のイメージ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

日本酒の「熟成」については、税法上※の関係からも作るのが難しいことから、多くは出回っておりません。

そんな、酒造の努力と拘りが詰まった銘酒「枯山水」をぜひお試しください。

※日本酒は作った時に課税されることから、酒家の負担が大きいそうです。

この日本酒・清酒の口コミ

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