日本酒の分類(フレッシュ、まろやか、など)の「タグ -tag-」を設けています。お好みの日本酒を探す時にお使ください。
今回ご紹介しますのは、而今特別純米(火入れ)(Jikon)です。
而今は言わずと知れた名酒で、とても人気があり入手困難な日本酒の一つです。残念ながらネット上では定価の5倍以上の価格で転売されていることもあり、入手をより困難にしています。
私は幸運なことに普通に酒屋さんに立ち寄った際に、偶然みつけて購入することができました。タイミングが良かったんですね。
「而今」特別純米火入がどの様な日本酒だったのか、私の感想について紹介していきます。
「而今」特別純米火入の基本情報
最初に、「而今」特別純米火入の基本情報として、蔵元の情報と、アルコール度数などについて整理していきます。
而今の蔵元「木屋正酒造」について
「而今」特別純米火入の醸造元である「木屋正酒造(きやしょうしゅぞう)」の基本情報です。
- 蔵名 木屋正酒造合資会社
- 蔵所在地 三重県名張市
- 創業 文政元年(1,818年)
- 主要銘柄 而今
大人気の酒蔵ですが生産量が多くなく、特約店は少ないですし、入荷してもすぐに売り切れてしまうので抽選販売での入手を狙うのが良いと思います。
「而今」特別純米火入の数値的評価など
まず、ラベルなどから、「而今」特別純米火入の数値評価について整理していきます。
- 種類 特別純米酒(無濾過)
- 精米歩合 60%
- 原料米 八反錦80%、山田錦20%
- アルコール 16%
而今は吟醸酒で良く使用されている、低温発酵に適した9号系酵母を使用しているとのこと。今回の而今は「特別純米酒」ですが、9号系の酵母が使用されているようです。
原料米の山田錦20%は「麹米」、八反錦80%は「掛米」との事です。
麹米・掛米について
ここで、麹米・掛米についておさらいです。(ご存じの方は読み飛ばしてください)
- 「麹」はお米のでんぷんを糖分に変える働きを持っており、その「麹」を繁殖させたお米を「麹米」と言います。ちなみに、糖分をアルコールに変えるのは酵母のほうです。
- 「掛米」は「もろみ」造りの際に投入されるお米です。「もろみ」の発酵が進むことで日本酒(アルコール)が出来てきます。
「而今」特別純米火入の感想(評価・レビュー)
「而今」特別純米火入の味や香りの5段階評価
まずは、味や香りの強さの感想を5段階評価でお伝えします。(★5は、今まで飲んだ日本酒の最強)
項 目 | 評 価 |
---|---|
香り | ★★★☆☆ |
甘さ | ★★★☆☆ |
酸味 | ★★★☆☆ |
旨味 | ★★☆☆☆ |
苦み、辛み | ★★★☆☆ |
「而今」特別純米火入の色や香りの特徴
ほんのり、琥珀色がかかった綺麗な色の日本酒です。
香りはとても華やかで、発酵したサクランボやパイナップルを連想させる香りでした。また、香りの奥の方にごはん(炊いたお米)の様な香りが見え隠れしている気がします。
「而今」特別純米火入の味の特徴
開封直後は発泡性がまだ残っており、口に含むとピリピリとした感覚がありました。
飲み口はとてもフルーティーで甘さと酸味が味の中心となっていました。
比較的キレが良く、やや短めで、飲んだ瞬間から口にある甘さとお酒の苦みの余韻を味わえます。
味のバランスがとても良い、美味しい日本酒でした。人気が出て当たり前ですね。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「而今」特別純米火入は、華やかな香りと、フルーティな甘みと酸味で、全体のバランスがとても良く、とても美味しい日本酒でした。
入手はとても困難ですが、頑張って手に入れたい日本酒です。
「而今」特別純米火入のまとめ
- 入手困難な日本酒
- 転売価格では5倍以上の値段に
- 9号系の酵母を使用
- 綺麗な淡い琥珀色
- サクランボやパイナップルを連想させる香り
- フルーティな甘さと酸味
- 味のバランスが最高
この日本酒・清酒の口コミ
日本酒・清酒の感想は人それぞれです。このお酒の感想や、意見などございましたらコメント欄からお願いします。頂いたコメントは本記事内でご紹介させていただく場合がありますのでご了承ください。
(なお、本記事に無関係な内容、公序良俗に反すると管理者が判断した場合はスルーさせていただきます)
コメント