本記事は2020年9月15日に公開した記事を、2021年6月24日に情報を追加して見やすく更新したものです。
私はカレーが好きなので、最近ではスパイスからのカレー作りに挑戦して自分だけの絶妙な配合を探しています。100円ショップで便利そうなミックススパイスを見つけたので試しにカレーを作ってみたところ、悔しいですが自分で調合したスパイスより遥かに美味しく、自分の理想に近いカレーが出来てしまったので、その作り方を紹介します。
材料の紹介
特に許可を得ている訳ではありませんので、店名やメーカー名については伏せています。今回つくる材料は、準備が楽なもの(ミックススパイス以外は、お家にありそうなもの)ばかりを選んでいます。もちろん、トマトケチャップはホールトマト缶※、チューブニンニクは本物2片など、本格的なものにするとより美味しいと思います。
※ カットトマト缶を使うと、皮が残りやすいのでホールトマト缶をおすすめします。
使う材料(2人分)
- 鶏モモ肉 ・・・ 250g
- 玉ねぎ ・・・ 大1コ
- トマトケチャップ ・・・ 大さじ2
- チューブニンニク ・・・ 10cm
- チューブショウガ ・・・ 5cm
- サラダ油 ・・・ 大さじ2
- お水 ・・・ 300ml
- 塩 ・・・ 小さじ1/2強
- ミックススパイス ・・・ 大さじ1.5
- お好きな隠し味 ・・・ 適量
ミックススパイスについて
今回使用したのは写真のミックススパイスです。開封後の写真ですいません。

100円ショップのD店に売っていました。30gも入っていて100円とは、とてもお買い得です。
調理例はドライカレーになっていますが、原材料をみるとカレー作りに最適なスパイス名が書いてあります。保存しやすいように、便利なチャックがついています。
作り方
基本的には基本的なカレー作りの方法で良いのですが、より楽で時間短縮を考えた内容になっています。
玉ねぎのみじん切り
大きめの玉ねぎ1個をみじん切りにしていきますが、より楽をするため100円ショップに売っている「ハンドル野菜カッター」を使用します。この道具は、D店のほか、その他の100円ショップでも売っており、どのショップも税抜き300円で売っているようです。
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使い方はとても簡単で、野菜(たまねぎ)をある程度の大きさにカットして投入、レバーを数回引っ張るだけで、簡単にみじん切りが出来てしまいます。

写真は10回くらいレバーを引いた状態です。多少大きいのも残りますがこれ以上細かくしてしまうと、炒めるときに焦げ付きやすくなるため、時間がかかってしまいます。また、ミキサーで細かくしてしまうと、玉ねぎの辛みが強く出てしまうため、今回のレシピではお勧めしません。
2021.6.23追記
週に1度はカレーを作っていますが、「玉ねぎだけ」をみじん切りする場合は慣れると包丁のほうが早くなってきており、野菜カッターは使用しなくなりました。
玉ねぎをあめ色に炒める
フライパンに油(大さじ2)をしき、玉ねぎを中火で炒めていきます。
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炒め始めは焦げ付きにくいので、この間に鶏肉のカットや、スパイスの調合、にんにく、生姜のみじん切りをしておくと良いです。(今回はミックススパイスと便利なチューブにんにく、生姜を使うため不要です)

上の写真のような水分がなくなるまで、炒めていきます。水分があるうちは焦げ付きにくいので、時々かき混ぜるくらいで大丈夫です。

このくらい炒めると焦げ付きやすく水分も抜けにくくなるので、加水(今回は25ml)しながら炒めていきます。

このように加水をしながら炒めることで、きつね色に近づいていきます。私の場合は2回~3回加水をしながら仕上げていきます。また、玉ねぎのみじん切りの時に大きい塊が残っている場合はこの段階からつぶすようにかき混ぜていきます。

私の場合はこの色つやで完成としています。目安は玉ねぎに粘着性が出てきて最初に入れた油と分離している状態です。
にんにく、生姜、ケチャップの投入
きつね色になった玉ねぎに、にんにく(チューブ)10cm、生姜(チューブ)5cmを加え、炒めながらなじませていきます。
なじんだら、火力を弱火にしてケチャップを投入します。
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上の写真のように、玉ねぎとケチャップは分けるように投入します。ケチャップの酸味が残らないように、十分水分が抜けてから玉ねぎと混ぜるようにして下さい。
スパイスと塩の投入
玉ねぎとケチャップが良くなじんでから、ミックススパイス(大さじ1.5)と塩(小さじ1/2強)を投入して、スパイスの香りが出るまで炒めます。

2分くらい炒めると写真のような状態になります。油と玉ねぎが分離して、いい香りがするまで炒めます。(炒めすぎると焦げるので、気を付けてください)
材料のストックについて
ここまでの作業で結構労力と時間を使ってしまいますので、私はこの段階までのものを多めに(6食分くらい)つくり、小分けで冷凍保存して使用しています。
もちろん最初は少量つくり、ストックについては気に入った味ができでからのほうが良いです。
鶏もも肉を投入
カット(大きさは好み)した鶏肉をフライパンに投入し、表面すべてに焼き色がつくまで軽く炒めます。焼き色を怠ると、加水したときに血がにじんだりして気持ちが悪いので、妥協しないようにしましょう。(経験済み)
鶏肉の皮をとるかについて
本格のインドカレーは鶏肉の皮を剥いで、肉のみを使用することが多いようです。好みの問題ですが、私は皮を一緒に入れたほうがおいしく感じるので、必ず入れています。
加水して煮込み
水を300ml加え、強火で一度沸騰させます。沸騰させてから、火力を中弱火に変更して15分から20分程度煮込みます。

右下のように、とろみが出たら完成です。今回は15分でしたが火力の微妙な調整により煮込み時間は変わりますので、とろみが出たら煮込み終了としてください。
完成したカレーに隠し味を投入
このままでも十分おいしいと思います。ですが、より好みの味を追求するために隠し味を投入していきます。(火は一旦止めてください)

隠し味を入れすぎると、味が隠れませんし台無しになる場合がありますので注意。今回はオイスターソース大さじ1とインスタントコーヒー小さじ1/2を入れて完成としました。
※隠し味を入れすぎると、カレーの香りが失われてしまう場合がありますので、注意してください。
完成
ごはんに作ったカレーを1/2かければ、完成です。鶏肉を安く調達できれば材料費300円以下で作ることが出来ますのでとてもおすすめですよ。

さいごに
今回作ったカレーは、結構辛い(普通の辛口より辛いかも)ですがとても美味しいので、皆さんも作ってみてください。
辛さが苦手な場合は、ミックススパイスを減らして同じ分量のクミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダーで置き換えて作ることをおすすめします。(ターメリックを入れすぎると粉っぽいカレーが出来てしまうので気を付けてください)