今回購入予定としたパソコン(HP Compaq Elite 8300 SFF)のスペック、拡張性などについて詳しく調べて解説していきます。
ComoAkiが選んだPC以外でも、同様の検討をすることでゲーミング化が可能か検討することができると思いますので、皆さんの参考となれば幸いです。
今回購入予定のパソコンについてさらに詳しく見てみる
メーカーのPHよりカタログを入手しました。今回特に気にした点はこちらです。
CPU性能について
最低スペックの Core i5-4460 (3.2GHz)よりは世代は古いですが、Core i5-3570のクロック周波数は3.4GHzとのことで、処理速度は後者が上となっています。
メモリ容量について
RAMはPC3-12800の4GBを4枚装着可能で最大32GBまで。推奨スペックが8GBなので十分ですね。
RAMは、元からついてた4GB(おそらく2GBが2枚搭載されいているはず)と新たに購入した4GB×2枚と組み合わせて12GB(デュアルチャンネル)で運用する予定です。
拡張スロットについて
グラフィックボードが搭載可能なPCI-Express×16がついており、ロープロファイルで奥行き16.7cmとのこと。ただし、PCIeの世代(GEN)については記載がありませんでした。
※ PCI-ExpressとPCIeは同じ意味です。
PCIeのGEN(世代)の確認
HP Compaq Elite 8300 SFFに搭載されている、PCI-Expressの世代については、Google検索でいろいろな情報を集めましたが、確度の高い情報は得られませんでした。メーカーに問い合わせることも考えましたが、中古品を買おうとしている私に教えてもメーカーは得しませんので、遠慮することにしました。 そこで...下記の情報を参考に購入を決断しました。
Core i5-3570の性能を確認
インテルのHPにてCore i5-3570の性能を確認てみました。「PIC Expressリビジョン3.0」と記載がありますので、おそらく対応しているものと考えました。

IntelのHPより、PCI-Expressの世代(GEN)が3.0対応を確認
チップセットの確認
HP Compaq Elite 8300 SFFにはIntelQ77チップセットが搭載されています。こちらは、某有名パソコンショップのHPに情報があり、PCI-Express(GPU)は3.0との記載がありました。
電源について
電源ユニットは240W。グラフィックボードを搭載するには不安な容量です。
消費電力は標準ユニットで97W、80PLUS電源ユニットで79Wとあります。これは消費電力なので、マザーボードが要求する電力とは違いますが、グラフィックボードの消費電力を検討するときには、安全をみて97Wを基準として考えたいと思います。

HP Compaq Elite 8300 SFF の電源。形状が汎用の電源と違うため大容量への載せ替えは難しい。
なお、電源は最大出力の50%~70%が一番効率が良いと聞いたことがありますので、グラフィックボード搭載後の目標の消費電力は、240W×70%=168W以下としなければなりません。
最大出力の70%を超えてしまうと、家庭用コンセントから給電されるAC(交流)から、パソコンが使用するDC(直流)へ変換するときの効率が下がってしまいます。変換時にロスしてしまった電力は熱になるため、熱に弱い電源ユニットの寿命を縮めてしまう恐れがあります。
結論
CPUの世代は古いものの、高性能のGPU(グラフィックボード)を搭載することで、MHWをプレイすることが可能ではないか。あとは、搭載可能で低価格なグラボを見つけることができれば、ゲーミング化できるかと思います。
次の記事では、HP Compaq Elite 8300 SFFに搭載可能なグラフィックボードを選定していきます。(次の記事へは一番下のリンクからお願いします)