格安のゲーミングPC作成のための、ベースパソコンの選び方

HP Compaq Elite 8300 SFF 電源 格安なパソコンでゲーミングPCを作りたい
HP Compaq Elite 8300 SFF の電源。形状が汎用の電源と違うため大容量への載せ替えは難しい。

2019年8月1日に公開した記事を2021年2月13日に更新しています

格安のゲーミングPCを作成するためには、ベースとなるパソコンを中古で手に入れる必要があります。今回、ComoAkiが購入したパソコン(HP Compaq Elite 8300 SFF)を例として、必要なスペックの確認方法や注意点などを整理していきます。

ComoAkiが選んだPC以外でも、同様の検討をすることでゲーミング化が可能か検討することができると思いますので、皆さんの参考となれば幸いです。

ベースとなるパソコンについて調べる

ベースとなるパソコンの購入方法については、前回の記事(https://comoaki.com/pc-choice/)で解説しています。今回はComoAkiが購入しましたパソコン(HP Compaq Elite 8300 SFF)を例にして整理していきます。(目標はMHWを快適にプレイすることです)

まずは、狙いを定めた中古パソコンのメーカー公式PHよりカタログを入手して、ゲーミング化が可能なのか調べる必要があります。今回特に気にした点はこちらです。

メーカー公式サイトより入手した、スペック表

(MHWの最低必要環境について再掲しておきます)

OS WINDOWS® 7, 8, 8.1, 10 (64-BIT 必須)
プロセッサー Intel® Core™ i5-4460, 3.20GHz or AMD FX™-6300
メモリー 8GB RAM
ストレージ 20GB以上の空き容量
グラフィック NVIDIA® GeForce® GTX 760 or AMD Radeon™ R7 260x (VRAM 2GB以上)

CPU性能について

一番最初に確認するのはCPU性能です。例えばMHWですと「Intel® Core™ i5-4460, 3.20GHz or AMD FX™-6300」となっていますので、基本的にはそれを上回るものを選びます。

今回選んだパソコンは、最低スペックの Core i5-4460 (3.2GHz)よりは世代は古いですが、Core i5-3570のクロック周波数は3.4GHzとのことで、処理速度は後者が上となっています。世代ごとの性能の違いなどについては、大手パソコンショップなどのホームページで確認できますので、事前に調べておくと安心です。

メモリ容量について

メモリ(RAM)容量についてはPC3-12800の4GBを4枚装着可能で最大32GBまで。推奨スペックが8GBなので十分と考えられます。

推奨スペックに特に記載はありませんが、(デュアルチャンネル)で運用したい場合は全く同じRAMを偶数枚、対となるように装着する必要があります。今回購入したパソコンには最初から4GBついていましたが、残念ながら4GBが1枚付いていました。

余談となりますが、このパソコンのRAM1枚当たりの最大容量は4GBとありますので、通常は8GBを装着しても4GB程度しか認識しないかもしれません。この4GBの制限がメモリチップ1枚当たり読むことができる最大容量が影響している場合は、両面に合計8枚のメモリチップがついた特異なRAMを発見できれば8GBとして認識可能かもしれません。(確証は得ていません)

拡張スロットについて

グラフィックボードが搭載可能なPCI-Express×16がついている必要があります。今回購入のパソコンはロープロファイル(LP)で奥行き16.7cmまで装着可能ですので、この情報を元にグラボを選んでいく必要があります。

PCIeの世代(GEN)についても注意が必要です。今回購入したパソコンの仕様には記載がありませんでした。

※ PCI-ExpressとPCIeは同じ意味です。

PCIeのGEN(世代)の確認

PCIeのGeneration(世代)が低い場合はマザーボードとの通信速度が遅くなってしまいますので、良いグラボを購入しても本来の性能を発揮できないかもしれません。必要となる世代(GEN)については、グラフィックボードの仕様によりますが、現在はよほどの高性能でない限りGEN3で十分と思います。

今回購入の、HP Compaq Elite 8300 SFFに搭載されている、PCI-Expressの世代については、Google検索でいろいろな情報を集めましたが、確度の高い情報は得られませんでした。メーカーに問い合わせることも考えましたが、中古品を買おうとしている私に教えてもメーカーは得しませんので、遠慮することにしました。 そこで...下記の情報を参考に購入を決断しました。

Core i5-3570の性能を確認

インテルのHPにてCore i5-3570の性能を確認てみました。「PIC Expressリビジョン3.0」と記載がありますので、おそらく対応しているものと考えました。

I5-3570 仕様(拡張オプション)PCI-Expressの世代(GEN)が3.0に対応していることの確認

IntelのHPより、PCI-Expressの世代(GEN)が3.0対応を確認

チップセットの確認

HP Compaq Elite 8300 SFFにはIntelQ77チップセットが搭載されています。こちらは、某有名パソコンショップのHPに情報があり、PCI-Express(GPU)は3.0との記載がありました。

電源について

電源ユニットは240W。グラフィックボードを搭載するには不安な容量です。専用に設計されたスリムパソコンの電源交換は難しいので、中古のビジネスパソコンを購入してゲーミング化するときは常にこの電源容量問題が付きまといます。

消費電力は標準ユニットで97w、80PLUS電源ユニットで79wとあります。これは消費電力なので、マザーボードが要求する電力とは違いますが、グラフィックボードの消費電力を検討するときには、安全をみて97wを基準として考えたいと思います。

HP Compaq Elite 8300 SFF 電源

HP Compaq Elite 8300 SFF の電源。形状が汎用の電源と違うため大容量への載せ替えは難しい。

なお、電源は最大出力の50%~70%が一番効率が良いと聞いたことがありますので、グラフィックボード搭載後の目標の消費電力は、240w×70%=168Ww以下としなければなりません。

最大出力の70%を超えてしまうと、家庭用コンセントから給電されるAC(交流)から、パソコンが使用するDC(直流)へ変換するときの効率が下がってしまいます。変換時にロスしてしまった電力は熱になるため、熱に弱い電源ユニットの寿命を縮めてしまう恐れがあります。

まとめ

CPUの世代は古いものの、高性能のGPU(グラフィックボード)を搭載することで、MHWをプレイ可能なゲーミングPCが作成できると考えられます。

あとは、搭載可能で低価格なグラボを見つけることができれば、ゲーミング化できるかと思いますので、次の記事では、HP Compaq Elite 8300 SFFに搭載可能なグラフィックボードを選定していきます。(次の記事へは一番下のリンクからお願いします)

ComoAki

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